平行な2直線 $m$ と $n$ があり、$m$ 上には点A, B, C, Dが、 $n$ 上には点G, H, Iがある。直線間の距離は3cmで、点G, H, Iは2cm間隔で並んでいる。直線$m$から2点、直線$n$から1点を選び、三角形を作るとき、以下の問いに答える。 (1) 面積が6 cm$^2$になる三角形は何通りあるか。 (2) 同じ面積になる三角形が最も多いのは、何 cm$^2$のときか。 (3) 同じ面積になる場合も含めて、全部で何通りの三角形ができるか。
2025/8/13
1. 問題の内容
平行な2直線 と があり、 上には点A, B, C, Dが、 上には点G, H, Iがある。直線間の距離は3cmで、点G, H, Iは2cm間隔で並んでいる。直線から2点、直線から1点を選び、三角形を作るとき、以下の問いに答える。
(1) 面積が6 cmになる三角形は何通りあるか。
(2) 同じ面積になる三角形が最も多いのは、何 cmのときか。
(3) 同じ面積になる場合も含めて、全部で何通りの三角形ができるか。
2. 解き方の手順
(1) 面積が6 cmの三角形について考える。
三角形の面積は で求められる。
高さは2直線間の距離である3cmなので、底辺の長さを cmとすると、
底辺が4cmになるように点を選ぶ。
直線から2点を選ぶ組み合わせは次の通り。
AB, BC, CD, AC, BD, AD
このうち、長さが4cmになるのはACとBD。
直線から1点を選ぶのは3通り。
したがって、ACを底辺とする三角形は3通り、BDを底辺とする三角形も3通りで、合計6通り。
(2) 面積が同じになる場合が最も多いのは、どのような面積の時か考える。
直線上の点の選び方は 通り。
それぞれの底辺の長さを求める。AB=BC=CD=2, AC=BD=4, AD=6。
したがって、底辺の長さは2, 4, 6の3パターンがある。
高さは常に3cmなので、三角形の面積はそれぞれ3 cm, 6 cm, 9 cmとなる。
それぞれの面積になる組み合わせの数を考える。
面積が3 cmになるのは、AB, BC, CDを底辺とする三角形。このそれぞれについて直線nから3点選べるので3 x 3 = 9通り。
面積が6 cmになるのは、AC, BDを底辺とする三角形。このそれぞれについて直線nから3点選べるので2 x 3 = 6通り。
面積が9 cmになるのは、ADを底辺とする三角形。直線nから3点選べるので1 x 3 = 3通り。
したがって、面積が3 cmになる場合が最も多い。
(3) 全部で何通りの三角形ができるかを考える。
直線上の点の選び方は 通り。
直線上の点の選び方は 通り。
したがって、三角形の総数は 通り。
3. 最終的な答え
(1) 6通り
(2) 3 cm
(3) 18通り