(1) 円の方程式を平方完成して、中心と半径を求める。
x2−23x+y2−2y=0 (x−3)2−3+(y−1)2−1=0 (x−3)2+(y−1)2=4 よって、中心Aの座標は (3,1)、半径は2。 (2) 点と直線の距離の公式を用いて、円Cの中心Aと直線 l:3x−y=0 との距離を求める。 距離は (3)2+(−1)2∣3⋅3−1∣=3+1∣3−1∣=42=22=1 (3) 直線 y=3x は、原点を通る直線で、傾きが 3 なので、x軸となす角は 60∘=3π である。 円Cの中心A(3,1) について、tanθ=31 なので、θ=6π 3x−y≥0 は y≤3x を意味するので、円Cの内部のうち、直線 y=3x より下の部分が領域Dとなる。 中心角を考えると、2π−2⋅6π=2π−3π=35π したがって、領域Dの面積は πr2⋅2π5π/3=4π⋅65=310π (4) k=3y−x とおくと、y=31x+3k この直線が領域Dと共有点を持つときのkの最大値と最小値を求める。
傾き 31 は 30∘ であるので、円と接するときを考える。 円の中心(3,1)から直線 x−3y+k=0 までの距離が半径2となればよい。 1+3∣3−3+k∣=2 2∣k∣=2 最大値は4。直線が円の下半分で接するときは最小値を取るので、領域Dの端点を考える。
(3,1) から、y=3x への垂線の足は、距離が1であることから、原点に近い方の交点で最小値をとる。 円と直線の交点を求めると、x2+(3x)2−23x−23x=0 x2+3x2−43x=0 4x2−43x=0 4x(x−3)=0 x=0,3 (3,3) で最小値を取りそう。 領域Dの端点のうち、円と直線の交点は(0,0)と(3,3) (0,0) では k=0 (3,3) では k=3(3)−3=23 最大値は