関数 $y = \frac{8}{x}$ ($x > 0$)のグラフ上に2点A, Bがあり、点Aのx座標は2、点Bのx座標は4である。 (1) 三角形AOBの面積を求めよ。 (2) y軸上に点Pをとり、三角形OBPと三角形AOBの面積が等しくなるようにする。このとき、点Pのy座標を全て求めよ。

幾何学座標平面三角形の面積直線の式面積二等分正方形
2025/8/8
## 問題1

1. 問題の内容

関数 y=8xy = \frac{8}{x} (x>0x > 0)のグラフ上に2点A, Bがあり、点Aのx座標は2、点Bのx座標は4である。
(1) 三角形AOBの面積を求めよ。
(2) y軸上に点Pをとり、三角形OBPと三角形AOBの面積が等しくなるようにする。このとき、点Pのy座標を全て求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点A, Bの座標を求める。
点Aのx座標は2なので、y=82=4y = \frac{8}{2} = 4。 よって、A(2, 4)。
点Bのx座標は4なので、y=84=2y = \frac{8}{4} = 2。 よって、B(4, 2)。
三角形AOBの面積は、点A, Bからx軸に垂線を下ろし、台形を作り、その台形から2つの三角形を引くことで求める。
台形の面積 = (4+2)×(42)2=6×22=6\frac{(4 + 2) \times (4 - 2)}{2} = \frac{6 \times 2}{2} = 6
左の三角形の面積 = 2×42=4\frac{2 \times 4}{2} = 4
右の三角形の面積 = (42)×22=2×22=2\frac{(4 - 2) \times 2}{2} = \frac{2 \times 2}{2} = 2
三角形AOBの面積 = 642=06 - 4 - 2 = 0
ただしこれは点A, B, Oが一直線上に並んでしまっていることを意味するので、別の解き方をする必要がある。
別解として、A(2,4)とB(4,2)を結ぶ直線の方程式を求める。
傾きは、2442=22=1\frac{2-4}{4-2} = \frac{-2}{2} = -1
y=x+by = -x + bとして、点A(2,4)を代入すると、
4=2+b4 = -2 + b
b=6b = 6
よって、A(2,4)とB(4,2)を結ぶ直線の方程式は、y=x+6y = -x + 6
三角形AOBの面積 = 12×6×(42)=12×6×2=6\frac{1}{2} \times 6 \times (4-2) = \frac{1}{2} \times 6 \times 2 = 6
(2) 点Pの座標を(0,p)とする。
三角形OBPの面積 = 12×8×p=4p\frac{1}{2} \times 8 \times |p| = 4|p|
三角形OBPの面積 = 三角形AOBの面積より、4p=34|p| = 3
p=34|p| = \frac{3}{4}
p=±34p = \pm \frac{3}{4}

3. 最終的な答え

(1) 三角形AOBの面積: 3
(2) 点Pのy座標: p=34,34p = \frac{3}{4}, -\frac{3}{4}
## 問題2

1. 問題の内容

3点A(2, 0), B(8, 0), C(8, 9)を頂点とする三角形ABCがある。
(1) 点Bを通り三角形ABCの面積を二等分する直線が辺ACと交わる点の座標を求めよ。
(2) 辺AC上に点Pをとり、点Pから辺AB, BCに下ろした垂線が辺AB, BCと交わる点をそれぞれQ, Rとする。四角形PQBRが正方形となるときの、点Pのx座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 三角形ABCの面積を求める。
底辺ABの長さは82=68 - 2 = 6
高さは9なので、三角形ABCの面積は12×6×9=27\frac{1}{2} \times 6 \times 9 = 27
求める直線がACと交わる点をMとする。
三角形ABMの面積 = 12×AB×Mのy座標=13.5\frac{1}{2} \times \text{AB} \times \text{Mのy座標} = 13.5
12×6×Mのy座標=13.5\frac{1}{2} \times 6 \times \text{Mのy座標} = 13.5
Mのy座標=13.53=4.5\text{Mのy座標} = \frac{13.5}{3} = 4.5
直線ACの方程式を求める。
A(2, 0), C(8, 9)を通るので、傾きは9082=96=32\frac{9 - 0}{8 - 2} = \frac{9}{6} = \frac{3}{2}
y=32x+by = \frac{3}{2}x + bとして、A(2, 0)を代入すると、
0=32×2+b0 = \frac{3}{2} \times 2 + b
b=3b = -3
よって、直線ACの方程式はy=32x3y = \frac{3}{2}x - 3
Mのy座標が4.5なので、x座標は
4.5=32x34.5 = \frac{3}{2}x - 3
7.5=32x7.5 = \frac{3}{2}x
x=7.5×23=153=5x = \frac{7.5 \times 2}{3} = \frac{15}{3} = 5
よって、M(5, 4.5)
(2) 点Pの座標を(t, 32t3\frac{3}{2}t - 3)とする。
PQ = t - 2
PR = 8 - t
PQBRが正方形なので、PQ = PR
t - 2 = 8 - t
2t = 10
t = 5

3. 最終的な答え

(1) (5, 4.5)
(2) 5

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