問題は、三角形ABCの外側に正三角形BDC, CEA, AFBを作り、それぞれの重心をG1, G2, G3とするとき、三角形G1G2G3が正三角形になることを証明するものです。特に、 (1) △AFCと△ABEが合同であることを示す根拠を選ぶ。 (2) AG3, AG2をそれぞれAF, ACを用いて表す。 (3) ∠G3AB, ∠G2ACの角度を求める。 (4) ∠G3AG2 = ∠FACを示す。 これらの穴埋めを完成させる。

幾何学三角形重心正三角形合同角度証明
2025/8/8

1. 問題の内容

問題は、三角形ABCの外側に正三角形BDC, CEA, AFBを作り、それぞれの重心をG1, G2, G3とするとき、三角形G1G2G3が正三角形になることを証明するものです。特に、
(1) △AFCと△ABEが合同であることを示す根拠を選ぶ。
(2) AG3, AG2をそれぞれAF, ACを用いて表す。
(3) ∠G3AB, ∠G2ACの角度を求める。
(4) ∠G3AG2 = ∠FACを示す。
これらの穴埋めを完成させる。

2. 解き方の手順

(1) △AFCと△ABEについて:
AF = AB (正三角形AFBより)
AC = AE (正三角形CEAより)
∠FAC = ∠FAB + ∠BAC = 60° + ∠BAC
∠BAE = ∠CAE + ∠BAC = 60° + ∠BAC
よって、∠FAC = ∠BAE
したがって、2組の辺の長さとその間の角がそれぞれ等しいので、△AFC ≡ △ABE
(2) AG3とAG2について:
正三角形の重心は、頂点から対辺の中点までの距離を2:1に内分する点です。正三角形の一辺の長さをaaとすると、頂点から対辺の中点までの距離(高さ)は32a\frac{\sqrt{3}}{2}aなので、重心までの距離は23×32a=33a=a3\frac{2}{3} \times \frac{\sqrt{3}}{2}a = \frac{\sqrt{3}}{3}a = \frac{a}{\sqrt{3}}となる。したがって、AG3=13AF=33AFAG_3 = \frac{1}{\sqrt{3}}AF = \frac{\sqrt{3}}{3}AFAG2=13AC=33ACAG_2 = \frac{1}{\sqrt{3}}AC = \frac{\sqrt{3}}{3}AC
(3) ∠G3ABと∠G2ACについて:
正三角形の重心は、頂点と対辺の中点を結ぶ線分上にあり、その線分は頂点の角を二等分します。
よって、∠G3AB = 60° / 2 = 30°
∠G2AC = 60° / 2 = 30°
(4) ∠G3AG2 = ∠FACについて:
∠G3AG2 = ∠G3AB + ∠BAC + ∠CAG2 = 30° + ∠BAC + 30° = 60° + ∠BAC
∠FAC = ∠FAB + ∠BAC = 60° + ∠BAC
したがって、∠G3AG2 = ∠FAC

3. 最終的な答え

ア:①
イ:3
ウ:3
エ:3
オ:3
カキ:30
クケ:30

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