1. 問題の内容
与えられた多項式 を因数分解します。
2. 解き方の手順
まず、 について整理します。
次に、 の係数である と定数項である に注目して、与式が の形に因数分解できると仮定します。
このとき、、、 となる を探します。
係数を比較して、次の関係式を得ます。
と より、、 とします。
と より、、 とします。
これらの値を に代入して確認すると、
となり、条件を満たしません。
より、 と は の解です。
なので、、 または 、 です。
より、 と は の解です。
なので、、 または 、 です。
場合分けして、 となる組み合わせを探します。
1. $a = -3, c = 2, b = 1, d = 2$: $ad + bc = (-3)(2) + (1)(2) = -6 + 2 = -4 \neq 1$
2. $a = -3, c = 2, b = 2, d = 1$: $ad + bc = (-3)(1) + (2)(2) = -3 + 4 = 1$ (条件を満たす)
3. $a = 2, c = -3, b = 1, d = 2$: $ad + bc = (2)(2) + (-3)(1) = 4 - 3 = 1$ (条件を満たす)
4. $a = 2, c = -3, b = 2, d = 1$: $ad + bc = (2)(1) + (-3)(2) = 2 - 6 = -4 \neq 1$
上記の計算より、 または となります。
したがって、因数分解は次のいずれかになります。
または