2次方程式 $-x^2 + 2x + 5 = 0$ の2つの解を $\alpha$、$\beta$ とするとき、$\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta}$ の値を求めなさい。

代数学二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/8/8

1. 問題の内容

2次方程式 x2+2x+5=0-x^2 + 2x + 5 = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とするとき、1α+1β\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} の値を求めなさい。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次方程式を x2x^2 の係数が正になるように変形します。
x2+2x+5=0-x^2 + 2x + 5 = 0 の両辺に 1-1 を掛けると、
x22x5=0x^2 - 2x - 5 = 0
となります。
次に、解と係数の関係を利用します。2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とすると、
α+β=ba\alpha + \beta = -\frac{b}{a}
αβ=ca\alpha \beta = \frac{c}{a}
が成り立ちます。
この問題では、a=1a=1, b=2b=-2, c=5c=-5 なので、
α+β=21=2\alpha + \beta = -\frac{-2}{1} = 2
αβ=51=5\alpha \beta = \frac{-5}{1} = -5
となります。
求める値 1α+1β\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} を計算します。
1α+1β=β+ααβ=α+βαβ\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{\beta + \alpha}{\alpha \beta} = \frac{\alpha + \beta}{\alpha \beta}
ここで、α+β=2\alpha + \beta = 2αβ=5\alpha \beta = -5 を代入すると、
1α+1β=25=25\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{2}{-5} = -\frac{2}{5}
となります。

3. 最終的な答え

25-\frac{2}{5}

「代数学」の関連問題

与えられた2つの式を計算する問題です。 (1) $\frac{5x - 4}{6} \times 12$ (2) $\frac{4x - 1}{3} \times (-9)$

式の計算分配法則一次式
2025/8/8

1個140円のチーズケーキと1個100円のシュークリームを合わせて20個買う。合計金額を2500円以下にしたいとき、チーズケーキをできるだけ多く買うと、チーズケーキは何個まで買えるか。

不等式絶対値方程式不等式
2025/8/8

4kmの道のりを歩くか走るかして行く。歩く速さは分速80m、走る速さは分速200m。目的地に着くまで32分以上35分以下にしたいとき、歩く道のりを何m以上何m以下にすればよいか。

不等式文章問題速さ距離時間
2025/8/8

与えられた数式 $\frac{-3x - 5}{4} \times 24$ を簡略化し、$x$ を含む式で表す問題です。

式の簡略化分配法則一次式
2025/8/8

Aさんと弟が自宅から学校まで歩いて通っている。Aさんは忘れ物に気づき自宅に戻り、再び学校に向かった。グラフは、Aさんが家を出発してからの時間 $x$ 分後の自宅からの距離 $y$ mを表している。 (...

一次関数グラフ速さ方程式
2025/8/8

与えられた複素数の分数 $\frac{2-i}{3-2i}$ を計算し、標準形 $a+bi$ で表す。

複素数複素数の計算複素数の分数
2025/8/8

与えられた式 $\frac{5x-7}{2} \times (-8)$ を計算して、最も簡単な形にしてください。

式の計算分配法則一次式
2025/8/8

整式 $P(x)$ があり、$P(x)$ を $(x-2)(x+3)$ で割ると余りが $5x-2$ であり、$P(x)$ を $(x-2)(x-3)$ で割ると余りが $-x+10$ である。このと...

多項式剰余の定理因数定理連立方程式
2025/8/8

次の方程式を解きます。 (1) $x^3 = 1$ (2) $x^3 + x^2 - 7x + 2 = 0$

方程式因数分解解の公式三次方程式複素数
2025/8/8

与えられた複素数の分数を簡単にし、$a+bi$ の形式で表現します。具体的には、$\frac{8}{3-4i}$ を計算します。

複素数複素数の計算分数の計算
2025/8/8