2次方程式 $-x^2 + 4x + 3 = 0$ の2つの解を $\alpha$、$\beta$ とするとき、$\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta}$ の値を求めよ。

代数学二次方程式解と係数の関係
2025/8/8

1. 問題の内容

2次方程式 x2+4x+3=0-x^2 + 4x + 3 = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とするとき、1α+1β\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、2次方程式の係数を整理します。与えられた方程式は x2+4x+3=0-x^2 + 4x + 3 = 0 です。これを x2x^2 の係数を正にするために 1-1 を掛けて x24x3=0x^2 - 4x - 3 = 0 とします。
解と係数の関係を利用します。2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とするとき、以下の関係が成り立ちます。
α+β=ba\alpha + \beta = -\frac{b}{a}
αβ=ca\alpha \beta = \frac{c}{a}
この問題では a=1a = 1b=4b = -4c=3c = -3 なので、
α+β=41=4\alpha + \beta = -\frac{-4}{1} = 4
αβ=31=3\alpha \beta = \frac{-3}{1} = -3
求めたい値は 1α+1β\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} です。これを計算するために通分します。
1α+1β=β+ααβ=α+βαβ\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{\beta + \alpha}{\alpha \beta} = \frac{\alpha + \beta}{\alpha \beta}
α+β=4\alpha + \beta = 4αβ=3\alpha \beta = -3 を代入すると、
1α+1β=43=43\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{4}{-3} = -\frac{4}{3}

3. 最終的な答え

43-\frac{4}{3}

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