1から10までの数字が書かれた10枚のカードから、3枚を同時に取り出す。取り出した3枚のカードの数の和が偶数になる確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数偶数
2025/8/8

1. 問題の内容

1から10までの数字が書かれた10枚のカードから、3枚を同時に取り出す。取り出した3枚のカードの数の和が偶数になる確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、1から10までの数字のうち、偶数は5個(2,4,6,8,10)、奇数も5個(1,3,5,7,9)である。
3枚の数の和が偶数になるのは、以下の2つの場合である。
(1) 3枚とも偶数の場合
(2) 偶数1枚と奇数2枚の場合
まず、全事象の場合の数を求める。これは、10枚のカードから3枚を選ぶ組み合わせなので、10C3_{10}C_3となる。
10C3=10!3!7!=10×9×83×2×1=10×3×4=120_{10}C_3 = \frac{10!}{3!7!} = \frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} = 10 \times 3 \times 4 = 120
次に、(1)の場合の数を求める。偶数5枚から3枚を選ぶ組み合わせなので、5C3_{5}C_3となる。
5C3=5!3!2!=5×42×1=10_{5}C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
次に、(2)の場合の数を求める。偶数5枚から1枚を選び、奇数5枚から2枚を選ぶ組み合わせなので、5C1×5C2_{5}C_1 \times _{5}C_2となる。
5C1=5_{5}C_1 = 5
5C2=5!2!3!=5×42×1=10_{5}C_2 = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
5C1×5C2=5×10=50_{5}C_1 \times _{5}C_2 = 5 \times 10 = 50
したがって、3枚の数の和が偶数になる場合の数は、(1) + (2) = 10 + 50 = 60となる。
求める確率は、和が偶数になる場合の数を全事象の場合の数で割ったものなので、60120\frac{60}{120}となる。
60120=12\frac{60}{120} = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

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