1から9までの数字が書かれた9枚のカードから3枚を同時に取り出すとき、3枚のカードの数字の和が3で割り切れる場合は何通りあるかを求める問題です。

確率論・統計学組み合わせ確率場合の数余り
2025/8/9

1. 問題の内容

1から9までの数字が書かれた9枚のカードから3枚を同時に取り出すとき、3枚のカードの数字の和が3で割り切れる場合は何通りあるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

9枚のカードを3で割った余りで分類します。
余りが0のカード:3, 6, 9 (3枚)
余りが1のカード:1, 4, 7 (3枚)
余りが2のカード:2, 5, 8 (3枚)
3枚のカードの数字の和が3で割り切れるのは、以下のいずれかの場合です。
(1) 3枚とも余りが0
(2) 3枚とも余りが1
(3) 3枚とも余りが2
(4) 3枚の余りがそれぞれ0, 1, 2
(1) 3枚とも余りが0の場合:
3枚のカードから3枚を選ぶので、組み合わせは 3C3=1 {}_3C_3 = 1 通り。
(2) 3枚とも余りが1の場合:
3枚のカードから3枚を選ぶので、組み合わせは 3C3=1 {}_3C_3 = 1 通り。
(3) 3枚とも余りが2の場合:
3枚のカードから3枚を選ぶので、組み合わせは 3C3=1 {}_3C_3 = 1 通り。
(4) 3枚の余りがそれぞれ0, 1, 2の場合:
余りが0のカードから1枚、余りが1のカードから1枚、余りが2のカードから1枚を選ぶので、組み合わせは 3C1×3C1×3C1=3×3×3=27 {}_3C_1 \times {}_3C_1 \times {}_3C_1 = 3 \times 3 \times 3 = 27 通り。
したがって、合計の組み合わせは 1+1+1+27=30 1 + 1 + 1 + 27 = 30 通りです。

3. 最終的な答え

30通り

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