ある工場で900個の製品を無作為に選び調べたところ、90個の不良品があった。 (1) 標本の大きさと標本比率を求めよ。 (2) 母比率$p$に対する信頼度95%の信頼区間を、選択肢から適切なものを選んで完成させよ。 (3) (2)の結果を用いて、信頼区間を具体的に計算せよ。
2025/8/10
1. 問題の内容
ある工場で900個の製品を無作為に選び調べたところ、90個の不良品があった。
(1) 標本の大きさと標本比率を求めよ。
(2) 母比率に対する信頼度95%の信頼区間を、選択肢から適切なものを選んで完成させよ。
(3) (2)の結果を用いて、信頼区間を具体的に計算せよ。
2. 解き方の手順
(1)
標本の大きさは、調査対象の製品の個数なので、です。
標本比率は、不良品の割合なので、です。
(2)
母比率に対する信頼度95%の信頼区間は、標本の大きさが大きいとき、以下の式で表されます。
よって、空欄にあてはまるのは、7: R, 8: R(1-R), 9: n, 10: R, 11: R(1-R), 12: n となります。選択肢の番号で答えるなら、7: ⑦, 8: ⑧, 9: ①, 10: ⑦, 11: ⑧, 12: ① です。
(3)
、を代入して信頼区間を計算します。
信頼区間の下限:
信頼区間の上限:
したがって、求める信頼区間は です。
問題の空欄に合うように近似すると、 となります。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) 7: ⑦, 8: ⑧, 9: ①, 10: ⑦, 11: ⑧, 12: ①
(3) 13: 8, 14: 0, 15: 4, 16: 1, 17: 1, 18: 9
(注: (3)の答えは近似値です。選択肢に合うように解答してください。)
実際の信頼区間は です.