(1) 箱Cに赤玉が含まれる確率
箱Cに赤玉が含まれないのは、A, Bからそれぞれ白玉を取り出す場合である。
Aから白玉を取り出す確率は 52。 Bから白玉を取り出す確率は 74。 したがって、A, Bからそれぞれ白玉を取り出す確率は 52×74=358。 箱Cに赤玉が含まれる確率は、1からこの確率を引いたものなので、 1−358=3527。 (2) 箱Cから1つの玉を取り出したとき、それが赤玉である確率
A, Bから取り出す玉の組み合わせは以下の4通り。
- Aから赤玉、Bから赤玉:確率 53×73=359 - Aから赤玉、Bから白玉:確率 53×74=3512 - Aから白玉、Bから赤玉:確率 52×73=356 - Aから白玉、Bから白玉:確率 52×74=358 箱Cから赤玉を取り出す確率は、上記の最初の3つの組み合わせの確率の合計に等しい。
359+3512+356=3527 (3) 箱Cから1つの玉を取り出したとき、それが赤玉であったとする。このとき、この赤玉が箱Aに入っていた赤玉である確率
これは条件付き確率の問題である。
求める確率は、P(Aから赤玉∣箱Cから赤玉) である。 ベイズの定理より、
P(Aから赤玉∣箱Cから赤玉)=P(箱Cから赤玉)P(箱Cから赤玉∣Aから赤玉)×P(Aから赤玉) P(Aから赤玉)=53 P(箱Cから赤玉)=3527(上記(2)で計算済み) P(箱Cから赤玉∣Aから赤玉)=P(Aから赤玉)P(Aから赤玉、箱Cから赤玉) Aから赤玉を取り出し、箱Cから赤玉を取り出す確率は、Bから赤玉を取り出す確率を足すと 53×73+53×74=359+3512=3521 P(Aから赤玉、箱Cから赤玉)=3521 よって、P(箱Cから赤玉∣Aから赤玉)=P(Aから赤玉)P(Aから赤玉、箱Cから赤玉)=53359+3512=533521=35213521×533521 P(Aから赤玉∣箱Cから赤玉)=35273521=2721=97