赤球2個と白球3個が入った袋から、球を1個ずつ続けて2個取り出す。1個目に赤球を取り出す事象をA、2個目に赤球を取り出す事象をBとする。$P(A \cap B) = \frac{1}{a}$ のとき、$a$ を求める。

確率論・統計学確率条件付き確率期待値
2025/8/8
## Q7

1. 問題の内容

赤球2個と白球3個が入った袋から、球を1個ずつ続けて2個取り出す。1個目に赤球を取り出す事象をA、2個目に赤球を取り出す事象をBとする。P(AB)=1aP(A \cap B) = \frac{1}{a} のとき、aa を求める。

2. 解き方の手順

P(AB)P(A \cap B) は、1個目と2個目の両方で赤球を取り出す確率を表す。
まず、1個目に赤球を取り出す確率 P(A)P(A) を計算する。
P(A)=赤球の数全体の球の数=25P(A) = \frac{\text{赤球の数}}{\text{全体の球の数}} = \frac{2}{5}
次に、1個目に赤球を取り出したという条件のもとで、2個目に赤球を取り出す条件付き確率 P(BA)P(B|A) を計算する。1個目に赤球を取り出したので、袋の中には赤球が1個、白球が3個、合計4個の球が残っている。
P(BA)=残っている赤球の数残っている球の数=14P(B|A) = \frac{\text{残っている赤球の数}}{\text{残っている球の数}} = \frac{1}{4}
P(AB)P(A \cap B) は、P(A)×P(BA)P(A) \times P(B|A) で計算できる。
P(AB)=P(A)×P(BA)=25×14=220=110P(A \cap B) = P(A) \times P(B|A) = \frac{2}{5} \times \frac{1}{4} = \frac{2}{20} = \frac{1}{10}
問題文より P(AB)=1aP(A \cap B) = \frac{1}{a} なので、1a=110\frac{1}{a} = \frac{1}{10} となる。
したがって、a=10a = 10

3. 最終的な答え

10
## Q8

1. 問題の内容

6から15までの10個の数のうち1つの数字を選ぶ。選ばれた数が偶数である事象をA, 3の倍数である確率をBとする。PA(B)=2aP_A(B) = \frac{2}{a} のとき、aa を求める。

2. 解き方の手順

PA(B)P_A(B) は、選ばれた数が偶数であるという条件のもとで、その数が3の倍数である確率を表す。
まず、6から15までの偶数をリストアップする。
偶数:6, 8, 10, 12, 14。 偶数は5個ある。
次に、6から15までの偶数のうち、3の倍数であるものをリストアップする。
3の倍数:6, 12。 3の倍数は2個ある。
したがって、PA(B)P_A(B) は、偶数であるという条件の下で、3の倍数である確率なので、
PA(B)=偶数かつ3の倍数の個数偶数の個数=25P_A(B) = \frac{\text{偶数かつ3の倍数の個数}}{\text{偶数の個数}} = \frac{2}{5}
問題文より PA(B)=2aP_A(B) = \frac{2}{a} なので、2a=25\frac{2}{a} = \frac{2}{5} となる。
したがって、a=5a = 5

3. 最終的な答え

5
## Q9

1. 問題の内容

6から15までの10個の数のうち1つの数字を選ぶ。選ばれた数が偶数である事象をA, 3の倍数である確率をBとする。P(AB)=1aP(A \cap B) = \frac{1}{a} のとき、aa を求める。

2. 解き方の手順

P(AB)P(A \cap B) は、選ばれた数が偶数かつ3の倍数である確率を表す。
まず、6から15までの数をリストアップする。
6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15。 全部で10個ある。
次に、6から15までの数のうち、偶数かつ3の倍数であるものをリストアップする。
偶数かつ3の倍数:6, 12。2個ある。
したがって、P(AB)P(A \cap B) は、
P(AB)=偶数かつ3の倍数の個数全体の個数=210=15P(A \cap B) = \frac{\text{偶数かつ3の倍数の個数}}{\text{全体の個数}} = \frac{2}{10} = \frac{1}{5}
問題文より P(AB)=1aP(A \cap B) = \frac{1}{a} なので、1a=15\frac{1}{a} = \frac{1}{5} となる。
したがって、a=5a = 5

3. 最終的な答え

5
## Q10

1. 問題の内容

賞金額1等2000円、2等300円、それ以外ははずれで0円のくじがある。1等の出る確率が110\frac{1}{10}、2等の出る確率が13\frac{1}{3}であるとき、このくじの期待値を求める。

2. 解き方の手順

期待値は、各賞金額とその確率を掛け合わせたものの合計で計算される。
1等の賞金額は2000円、確率は110\frac{1}{10}
2等の賞金額は300円、確率は13\frac{1}{3}
はずれの賞金額は0円。はずれの確率は、111013=13301030=11330=17301 - \frac{1}{10} - \frac{1}{3} = 1 - \frac{3}{30} - \frac{10}{30} = 1 - \frac{13}{30} = \frac{17}{30}
期待値 =2000×110+300×13+0×1730=200+100+0=300= 2000 \times \frac{1}{10} + 300 \times \frac{1}{3} + 0 \times \frac{17}{30} = 200 + 100 + 0 = 300

3. 最終的な答え

300

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