図1において、線分AEと線分BDの交点をFとする。このとき、∠AFDの大きさを求め、また、図2において、△ABHの面積は△ABDの面積の何倍かを求める。さらに、∠DAB = ∠EBAであることを証明する。
2025/8/9
1. 問題の内容
図1において、線分AEと線分BDの交点をFとする。このとき、∠AFDの大きさを求め、また、図2において、△ABHの面積は△ABDの面積の何倍かを求める。さらに、∠DAB = ∠EBAであることを証明する。
2. 解き方の手順
まず、∠AFDの大きさを求める。
∠ADB = 90°、∠BEA = 90°であることから、四角形ADBEの内角の和は360°なので、∠DAE + ∠DBE = 360° - 90° - 90° = 180°となる。
三角形AFBにおいて、∠AFDは外角なので、∠AFD = ∠FAB + ∠FBAとなる。
∠FAB = ∠DAE、∠FBA = ∠DBEなので、∠AFD = ∠DAE + ∠DBEである。
したがって、∠AFD = 180° - (∠DAE + ∠DBE) = 180° - (180° - ∠DAE - ∠DBE) = 90°
∠DAE+∠DBE=180°より, ∠AEB+∠ADB=180°より 円に内接する四角形AEBDとなる。
次に、∠DAB = ∠EBA であることを証明する。
△ABDと△BAEにおいて、
仮定より、∠ADB = ∠BEA = 90° ...①
共通な辺だから、AB = BA ...②
円Aと円Bの半径は等しいから、AD = BE ...③
①, ②, ③より、直角三角形の斜辺と他の1辺がそれぞれ等しいので、△ABD ≡ △BAE
合同な図形では、対応する角の大きさはそれぞれ等しいから、∠DAB = ∠EBA
次に、図2において、△ABHの面積は△ABDの面積の何倍か求める。
BEとGHが平行なので△ABHと△GBEは相似の関係になる.
∠ABE=∠GBEより, △ABHの面積は△ABDの面積の1倍になる.
3. 最終的な答え
∠AFD = 90°
証明:△ABD ≡ △BAE、合同な図形では、対応する角の大きさはそれぞれ等しいから、∠DAB = ∠EBA
△ABHの面積は△ABDの面積の1倍