問題は2つあります。 (2) 図1において、線分AEと線分BDの交点をFとするとき、$\angle AFD$の大きさを求めよ。 (3) 図2において、線分ABを延長した直線と円Bの交点をGとし、点Gを通り線分BEに平行な直線と線分AEを延長した直線との交点をHとし、点Bと点Hを結んだものである。このとき、$\triangle ABH$の面積は、$\triangle ABD$の面積の何倍か求めよ。

幾何学角度三角形相似面積
2025/8/9

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(2) 図1において、線分AEと線分BDの交点をFとするとき、AFD\angle AFDの大きさを求めよ。
(3) 図2において、線分ABを延長した直線と円Bの交点をGとし、点Gを通り線分BEに平行な直線と線分AEを延長した直線との交点をHとし、点Bと点Hを結んだものである。このとき、ABH\triangle ABHの面積は、ABD\triangle ABDの面積の何倍か求めよ。

2. 解き方の手順

(2) AFD\angle AFD の大きさを求める。
図から、DAE=60\angle DAE = 60^\circADB=60\angle ADB = 60^\circ と推測できます。
ABD\triangle ABDにおいて、AD=BDAD=BDなので、ABD\triangle ABDは二等辺三角形です。また、ADB=60\angle ADB = 60^\circなので、ABD\triangle ABDは正三角形です。
同様に、ABE\triangle ABEも正三角形なので、AE=BEAE=BEで、AEB=60\angle AEB = 60^\circとなります。
したがって、DAE=ABE=60\angle DAE = \angle ABE = 60^\circとなります。
AFD\angle AFDは、ABF\triangle ABFの外角であるので、AFD=FAB+ABF\angle AFD = \angle FAB + \angle ABFです。
FAB=DABDAF=60DAF\angle FAB = \angle DAB - \angle DAF = 60^\circ - \angle DAFです。
ABF=ABEEBF=60EBF\angle ABF = \angle ABE - \angle EBF = 60^\circ - \angle EBFです。
AFD=FAB+ABF=60DAF+60EBF=120(DAF+EBF)\angle AFD = \angle FAB + \angle ABF = 60^\circ - \angle DAF + 60^\circ - \angle EBF = 120^\circ - (\angle DAF + \angle EBF)です。
AFD=180FADADF=180FABDBAFBD\angle AFD = 180 - \angle FAD - \angle ADF = 180 - \angle FAB - \angle DBA - \angle FBD
AFD=ADF+DAF=60+60=120\angle AFD = \angle ADF + \angle DAF = 60^\circ + 60^\circ = 120^\circ
(3) ABH\triangle ABHの面積がABD\triangle ABDの面積の何倍かを求める。
BGBGは円Bの直径です。GHBEGH \parallel BEなので、ABEAHG\triangle ABE \sim \triangle AHGです。
ABD\triangle ABDの面積をSSとします。
AC=CB=BGAC=CB=BGであることから、AG=3ABAG = 3ABであることがわかります。
ABE\triangle ABEAHG\triangle AHGの相似比は、AB:AG=AB:3AB=1:3AB:AG = AB:3AB = 1:3です。
ABE\triangle ABEの面積は、SSに等しいです。(正三角形なので)
AHG\triangle AHGの面積は、ABE\triangle ABEの面積の32=93^2 = 9倍なので、9S9Sです。
BEGHBE \parallel GHなので、ABEAHG\triangle ABE \sim \triangle AHGで、AB:AG=1:3AB:AG=1:3なので、AE:AH=1:3AE:AH = 1:3です。
AE=ADAE = ADなので、AD:AH=1:3AD:AH = 1:3です。したがって、AH=3ADAH = 3ADです。
ABD\triangle ABDABH\triangle ABHの面積比は、高さの比に等しいです。
高さの比は、AD:AH=1:3AD:AH = 1:3なので、ABH\triangle ABHの面積は、ABD\triangle ABDの面積の3倍です。

3. 最終的な答え

(2) AFD=60\angle AFD = 60^\circ
(3) ABH\triangle ABHの面積はABD\triangle ABDの面積の3倍

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