問題は、一辺が8cmの立方体ABCDEFGHから作られた四角錐DEFGHに関する以下の2つの問いに答えるものです。 (2) 四角錐DEFGHの体積を求める。 (3) 点Eから辺DF上の点を通り点Gまで紐をかけるとき、紐の長さが最も短くなるときの長さを求める。ただし、DE = $8\sqrt{2}$ cm、DF = $8\sqrt{3}$ cmとする。

幾何学立体図形立方体四角錐体積展開図三平方の定理
2025/8/9

1. 問題の内容

問題は、一辺が8cmの立方体ABCDEFGHから作られた四角錐DEFGHに関する以下の2つの問いに答えるものです。
(2) 四角錐DEFGHの体積を求める。
(3) 点Eから辺DF上の点を通り点Gまで紐をかけるとき、紐の長さが最も短くなるときの長さを求める。ただし、DE = 828\sqrt{2} cm、DF = 838\sqrt{3} cmとする。

2. 解き方の手順

(2) 四角錐DEFGHの体積を求める
四角錐DEFGHは、底面を三角形EFG、高さをDHとする三角錐と考えることができます。
三角形EFGは、一辺が8cmの正方形EFGHの半分なので、面積は
8×8÷2=328 \times 8 \div 2 = 32 cm2^2
高さDHは立方体の一辺なので、8cm
したがって、四角錐DEFGHの体積は
32×8÷3=256332 \times 8 \div 3 = \frac{256}{3} cm3^3
(3) 紐の長さが最も短くなるときの長さを求める
点Eから辺DF上の点を通り点Gまで紐をかけるとき、紐の長さが最も短くなるのは、四角錐DEFGHの展開図上でEとGを結ぶ線分が紐の経路となるときです。
三角形DEFにおいて、DE = 828\sqrt{2}、DF = 838\sqrt{3}、EF = 828\sqrt{2} より、三角形DEFは二等辺三角形。
また、三角形DFGにおいて、DF = 838\sqrt{3}、FG = 828\sqrt{2}、DG = 828\sqrt{2} より、三角形DFGも二等辺三角形。
これらの三角形を線分DFで貼り合わせた展開図において、EとGを結ぶ線分の長さを求める。
三角形DEFと三角形DFGを合わせた四角形DEGFを考える。点Dから辺EFにおろした垂線の足をIとする。DIは立方体の面を対角線で二等分するので、∠EDI = 45°。従って、∠EDF=∠GDFであるから、∠EDG = 90°である。
三角形EDGにおいて、ED = 828\sqrt{2}, DG = 828\sqrt{2}であるから、EG = (82)2+(82)2=128+128=256=16\sqrt{(8\sqrt{2})^2 + (8\sqrt{2})^2} = \sqrt{128 + 128} = \sqrt{256} = 16 cm

3. 最終的な答え

(2) 四角錐DEFGHの体積:2563\frac{256}{3} cm3^3
(3) 紐の長さが最も短くなるときの長さ:16 cm

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