1. 問題の内容
実数 がすべての値を取るとき、2つの直線 と の交点が描く図形を求める問題です。
2. 解き方の手順
与えられた2つの式は次の通りです。
...(1)
...(2)
まず、 を含まない形にするために、これらの式を操作します。
(1)式を について整理すると
...(3)
(2)式を について整理すると
...(4)
(3)式と(4)式が任意の に対して成り立つためには、 の係数と定数項が同時に0になる必要があります。
したがって、
...(5)
...(6)
かつ
...(7)
...(8)
しかし、(5)式より であり、(8)式より となるため、 の値が矛盾します。
これは (1)式と(2)式が平行になる場合があることを示唆しています。
(1)式と(2)式から を消去することを試みます。
(1)式に をかけると、
...(9)
(2)式より、 なので、これを(9)式に代入すると、
ここで、 と仮定すると、 となり矛盾が生じるため、 である。
したがって、 ...(10)
次に、 を消去する別の方法を試します。
(1)式より、 ...(11)
(2)式に(11)式を代入すると、
...(12)
(10)式と(12)式から、
これは常に成り立つため、 と の関係式を見つける必要があります。
(1)式と(2)式を連立させて、 を消去することを考えます。
(1)式 + (2)式 より、
(2)式 - (1)式 より、
両辺にyをかけると、
(1)式から
これを(2)式に代入すると、
ただし、 は除く。 の時、 であり、 を満たさないので除外します。
3. 最終的な答え
円 ただし、点 を除く。