Aさんが家から1500m離れた駅まで、途中の公園までは分速120mで走り、公園から駅までは分速60mで歩いた。家を出てから20分後に駅に着いた。走った道のりを $x$ m、歩いた道のりを $y$ mとする。 (1) 次の①, ②にあてはまる式を答えなさい。 $x$ + ① = 1500 $\frac{x}{120}$ + ② = 20 (2) (1)の連立方程式を解いて、走った道のりと歩いた道のりをそれぞれ求めなさい。

代数学連立方程式文章題距離速さ時間
2025/8/9

1. 問題の内容

Aさんが家から1500m離れた駅まで、途中の公園までは分速120mで走り、公園から駅までは分速60mで歩いた。家を出てから20分後に駅に着いた。走った道のりを xx m、歩いた道のりを yy mとする。
(1) 次の①, ②にあてはまる式を答えなさい。
xx + ① = 1500
x120\frac{x}{120} + ② = 20
(2) (1)の連立方程式を解いて、走った道のりと歩いた道のりをそれぞれ求めなさい。

2. 解き方の手順

(1)
①について
走った道のりを xx m、歩いた道のりを yy mとし、家から駅までの距離は1500mなので、
x+y=1500x + y = 1500
よって、①にあてはまる式は yy
②について
走った時間は x120\frac{x}{120} 分、歩いた時間は y60\frac{y}{60} 分であり、家を出てから20分後に駅に着いたので、
x120+y60=20\frac{x}{120} + \frac{y}{60} = 20
よって、②にあてはまる式は y60\frac{y}{60}
(2)
(1)で求めた連立方程式は次の通り。
x+y=1500x + y = 1500
x120+y60=20\frac{x}{120} + \frac{y}{60} = 20
2番目の式を120倍すると
x+2y=2400x + 2y = 2400
1番目の式からこの式を引くと
(x+y)(x+2y)=15002400(x + y) - (x + 2y) = 1500 - 2400
y=900-y = -900
y=900y = 900
y=900y = 900を1番目の式に代入すると
x+900=1500x + 900 = 1500
x=600x = 600

3. 最終的な答え

(1) ① yy
y60\frac{y}{60}
(2) 走った道のり: 600m、歩いた道のり: 900m