Aさんは100円硬貨と50円硬貨を合わせて2000円持っている。これらの硬貨を全て10円硬貨に両替したところ、硬貨の枚数が両替する前より174枚増えた。両替する前の100円硬貨と50円硬貨の枚数をそれぞれ求める。

代数学連立方程式文章問題方程式
2025/8/9

1. 問題の内容

Aさんは100円硬貨と50円硬貨を合わせて2000円持っている。これらの硬貨を全て10円硬貨に両替したところ、硬貨の枚数が両替する前より174枚増えた。両替する前の100円硬貨と50円硬貨の枚数をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

100円硬貨の枚数を xx 、50円硬貨の枚数を yy とする。
合計金額に関する式は以下のようになる。
100x+50y=2000100x + 50y = 2000
枚数に関する式は以下のようになる。
両替前の合計枚数は x+yx + y 枚である。
両替後の10円硬貨の枚数は 100x+50y10\frac{100x + 50y}{10} 枚である。
両替後の枚数は両替前より174枚増えたので、以下の式が成り立つ。
100x+50y10=x+y+174\frac{100x + 50y}{10} = x + y + 174
上記の2つの式を連立方程式として解く。
最初の式を10で割ると、
10x+5y=20010x + 5y = 200
変形して
5y=20010x5y = 200 - 10x
y=402xy = 40 - 2x
次に、2番目の式を変形する。
100x+50y10=x+y+174\frac{100x + 50y}{10} = x + y + 174
10x+5y=x+y+17410x + 5y = x + y + 174
9x+4y=1749x + 4y = 174
y=402xy = 40 - 2xを代入すると、
9x+4(402x)=1749x + 4(40 - 2x) = 174
9x+1608x=1749x + 160 - 8x = 174
x=14x = 14
y=402x=402(14)=4028=12y = 40 - 2x = 40 - 2(14) = 40 - 28 = 12
したがって、100円硬貨は14枚、50円硬貨は12枚である。

3. 最終的な答え

100円硬貨:14枚
50円硬貨:12枚