半径が2の半円において、Aから出た光線が弧MB上の点Pで反射し、AB上の点Qに到達する状況を考える。 (1) $\theta = \angle PAB$ とするとき、OQの長さを$\theta$で表す。 (2) PがBに限りなく近づくとき、Qがどの点に近づくかを求める。
2025/8/9
1. 問題の内容
半径が2の半円において、Aから出た光線が弧MB上の点Pで反射し、AB上の点Qに到達する状況を考える。
(1) とするとき、OQの長さをで表す。
(2) PがBに限りなく近づくとき、Qがどの点に近づくかを求める。
2. 解き方の手順
(1) OQの長さをで表す。
まず、であるから、 (直径に対する円周角) より、となる。
反射の法則により、入射角と反射角は等しいので、である。また、となる。
であり、(半径)だから、は二等辺三角形。
四角形APBMにおいてより、となるためが成り立つ。
弧MBの中点なので, より となり、
となるので
において、、、なので、となる。
また
ゆえに、
(2) PがBに限りなく近づくとき。
PがBに限りなく近づくとき、はに近づく。したがって、は、に近づく。
したがって、QはOに近づく。
3. 最終的な答え
(1)
(2) QはOに近づく。