(1) 関数 $f(x) = \frac{1}{x} + \frac{1}{x^2} - \frac{1}{x^3}$ の極小値を求める。 (2) 方程式 $ax^3 - x^2 - x + 1 = 0$ の実数解の個数が1個であるとき、定数 $a$ のとりうる値の範囲を求める。
2025/8/9
1. 問題の内容
(1) 関数 の極小値を求める。
(2) 方程式 の実数解の個数が1個であるとき、定数 のとりうる値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1)
まず、関数 を微分する。
となる を求めると、 である。
次に、 の符号を調べる。
のとき
のとき
のとき
のとき
したがって、 で極小値をとる。
(2)
与えられた方程式は と変形できる。
はこの方程式の解ではないので、 となる。
とおく。
となる は、 である。
のとき
のとき
のとき
のとき
で極小値
で極大値
方程式 の実数解が1個であるためには、 または である必要がある。
ただし、 が重解となる場合も考慮する必要がある。
のとき、。解は、 となるので、は条件を満たさない。
従って、または
3. 最終的な答え
(1) 極小値:
(2) または