横が縦より 5cm 長い長方形の厚紙がある。この 4 すみから 1 辺が 2cm の正方形を切り取り、直方体の容器をつくると、その容積は 1092 cm$^3$ になる。はじめの厚紙の縦と横の長さを求めよ。

代数学二次方程式文章問題因数分解体積
2025/4/6

1. 問題の内容

横が縦より 5cm 長い長方形の厚紙がある。この 4 すみから 1 辺が 2cm の正方形を切り取り、直方体の容器をつくると、その容積は 1092 cm3^3 になる。はじめの厚紙の縦と横の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、厚紙の縦の長さを xx cm とすると、横の長さは (x+5)(x+5) cm と表せる。
4 すみから 1 辺が 2cm の正方形を切り取り、直方体の容器を作るので、直方体の底面の縦の長さは (x4)(x - 4) cm、横の長さは (x+54)=(x+1)(x+5-4) = (x+1) cm となる。
直方体の高さは 2cm であるから、直方体の容積は 2(x4)(x+1)2(x-4)(x+1) cm3^3 と表せる。
問題文より、この容積が 1092 cm3^3 であるから、次の方程式が成り立つ。
2(x4)(x+1)=10922(x-4)(x+1) = 1092
両辺を 2 で割ると、
(x4)(x+1)=546(x-4)(x+1) = 546
展開すると、
x23x4=546x^2 - 3x - 4 = 546
移項すると、
x23x550=0x^2 - 3x - 550 = 0
この 2 次方程式を解く。因数分解すると、
(x25)(x+22)=0(x - 25)(x + 22) = 0
したがって、 x=25,22x = 25, -22 となる。
xx は長さなので、x>0x>0 であるから、x=25x = 25 となる。
縦の長さは 25 cm。
横の長さは 25+5=3025 + 5 = 30 cm。

3. 最終的な答え

縦の長さ:25 cm
横の長さ:30 cm

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