太郎さんと花子さんが全校生徒600人を対象にアンケートを実施した。アンケートの回答数について、一部データが破損したため、メモに残った情報からアンケートの回答数を考える。設問は、アンケートの選択肢A, Bについて、5月と10月の回答者数の関係と、それらに関する式を導き、最終的に5月のAとBの回答者数を求めるというものです。

代数学連立方程式文章問題割合方程式
2025/4/11

1. 問題の内容

太郎さんと花子さんが全校生徒600人を対象にアンケートを実施した。アンケートの回答数について、一部データが破損したため、メモに残った情報からアンケートの回答数を考える。設問は、アンケートの選択肢A, Bについて、5月と10月の回答者数の関係と、それらに関する式を導き、最終的に5月のAとBの回答者数を求めるというものです。

2. 解き方の手順

(1) 10月にAと回答した人数、Bと回答した人数を5月の人数x, yで表す。
・10月にAと回答した人数は、5月から20%減少したので、 x×(10.2)=0.8x=80100x=45xx \times (1 - 0.2) = 0.8x = \frac{80}{100} x = \frac{4}{5}x
・10月にBと回答した人数は、5月から10%増加したので、y×(1+0.1)=1.1y=110100y=1110yy \times (1 + 0.1) = 1.1y = \frac{110}{100} y = \frac{11}{10}y
したがって、ア=4, イ=5, ウエ=11, オカ=10
(2) 10月にAまたはBと回答した人数が540人であることから式を立てる。
・10月にAまたはBと回答した人数は540人なので、 45x+1110y=540\frac{4}{5}x + \frac{11}{10}y = 540
・また、5月のAとBの合計の回答者数から、x+y=?x + y = ? を求める。
・10月にAまたはBと回答した人は、5月より18人減少したので、x+y18x + y - 18 が10月にAまたはBと回答した人数となる。
・10月にAまたはBと回答した人は、回答者全体の90%なので、 600×0.9=540600 \times 0.9 = 540
したがって、x+y18=540x + y - 18 = 540
x+y=540+18=558x + y = 540 + 18 = 558
よって、キクケ = 558
(3) 連立方程式を解いて、x, yを求める。
45x+1110y=540\frac{4}{5}x + \frac{11}{10}y = 540
x+y=558x + y = 558
上の式を2倍すると 85x+115y=1080\frac{8}{5}x + \frac{11}{5}y = 1080
85x+85y=85(x+y)=85(558)=44645=892.8\frac{8}{5}x + \frac{8}{5}y = \frac{8}{5}(x+y)=\frac{8}{5}(558) = \frac{4464}{5}=892.8
115y85y=35y=108044645=540044645=9365\frac{11}{5}y - \frac{8}{5}y = \frac{3}{5}y = 1080 - \frac{4464}{5} = \frac{5400 - 4464}{5} = \frac{936}{5}
3y=9363y = 936
y=312y = 312
x=558y=558312=246x = 558 - y = 558 - 312 = 246
したがって、コサシ = 246, スセソ = 312

3. 最終的な答え

ア=4, イ=5, ウエ=11, オカ=10
キクケ = 558
コサシ = 246, スセソ = 312

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