2次方程式 $x^2 - 2x + 3 = 0$ の2つの解を $\alpha$、$\beta$ とするとき、$\alpha + \beta$、$\alpha\beta$ の値を求めよ。また、$\alpha + \beta$、$\alpha\beta$ を解にもつ2次方程式のうち、$x^2$ の係数が1であるものを答えよ。

代数学二次方程式解と係数の関係解の和解の積
2025/4/11

1. 問題の内容

2次方程式 x22x+3=0x^2 - 2x + 3 = 0 の2つの解を α\alphaβ\beta とするとき、α+β\alpha + \betaαβ\alpha\beta の値を求めよ。また、α+β\alpha + \betaαβ\alpha\beta を解にもつ2次方程式のうち、x2x^2 の係数が1であるものを答えよ。

2. 解き方の手順

まず、解と係数の関係を用いて α+β\alpha + \betaαβ\alpha\beta の値を求める。2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の2つの解を α\alpha, β\beta とすると、解と係数の関係は次のようになる。
α+β=ba\alpha + \beta = -\frac{b}{a}
αβ=ca\alpha\beta = \frac{c}{a}
与えられた2次方程式 x22x+3=0x^2 - 2x + 3 = 0 において、a=1a=1, b=2b=-2, c=3c=3 である。したがって、
α+β=21=2\alpha + \beta = - \frac{-2}{1} = 2
αβ=31=3\alpha\beta = \frac{3}{1} = 3
次に、α+β=2\alpha + \beta = 2αβ=3\alpha\beta = 3 を解にもつ、x2x^2 の係数が1である2次方程式を求める。
2つの解を γ\gammaδ\delta とすると、2次方程式は (xγ)(xδ)=0(x - \gamma)(x - \delta) = 0 と表せる。
α+β\alpha + \betaαβ\alpha\beta を解に持つ2次方程式は、
(x(α+β))(xαβ)=0(x - (\alpha + \beta))(x - \alpha\beta) = 0
(x2)(x3)=0(x - 2)(x - 3) = 0
x23x2x+6=0x^2 - 3x - 2x + 6 = 0
x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0

3. 最終的な答え

α+β=2\alpha + \beta = 2
αβ=3\alpha\beta = 3
求める2次方程式は x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0

「代数学」の関連問題

$m$ を定数とするとき、2次方程式 $x^2 + (m+1)x + 1 = 0$ の解の種類を判別せよ。

二次方程式判別式解の判別不等式
2025/4/15

与えられた4つの2次方程式について、判別式を用いて解の種類(異なる2つの実数解、重解、異なる2つの虚数解)を判定する。

二次方程式判別式解の判別
2025/4/15

次の4つの二次方程式を解きます。 (1) $x^2 + 3x + 4 = 0$ (2) $3x^2 - 4x + 2 = 0$ (3) $x^2 + \sqrt{2}x + 1 = 0$ (4) $x...

二次方程式解の公式複素数
2025/4/15

次の2次方程式を解く問題です。 (1) $x^2 = -1$ (2) $x^2 = -8$

二次方程式複素数平方根
2025/4/15

与えられた等式 $\sin 2x = \frac{2\tan x}{1+\tan^2 x}$ が成り立つことを示す問題です。

三角関数倍角の公式三角関数の恒等式数式変形
2025/4/15

与えられた2つの式を因数分解します。 (1) $4x^2 - y^2 + 2y - 1$ (3) $x^3 + ax^2 - x^2 - a$

因数分解多項式式の展開
2025/4/15

次の2次方程式が2重解を持つように、定数 $k$ の値を定め、そのときの2重解を求めよ。 (1) $2x^2 + kx + k = 0$ (2) $x^2 + (k-1)x + (k+2) = 0$

二次方程式判別式重解
2025/4/14

与えられた式 $4x^2 - y^2 + 2y - 1$ を因数分解する。

因数分解多項式展開
2025/4/14

問題は二項定理を用いて、以下の2つの値を求める問題です。 (1) $\sum_{k=0}^{10} {}_{10}C_k$ (2) $\sum_{k=1}^{8} {}_9C_k$

二項定理組み合わせシグマ
2025/4/14

二項定理を用いて、以下の2つの式の値を求める問題です。 (1) $\sum_{k=0}^{10} {}_{10}C_k$ (2) $\sum_{k=1}^{8} {}_{9}C_k$

二項定理組み合わせシグマ
2025/4/14