三角関数の問題です。 (1) $\cos \theta = \frac{\sqrt{3}}{2}$ のとき、$\theta$の値を求めます。ただし、$0^\circ \le \theta \le 180^\circ$とします。 (2) $2\sin \theta - 1 = 0$ のとき、$\theta$の値を求めます。ただし、$0^\circ \le \theta \le 180^\circ$とします。 (3) $\tan \theta = -3$ のとき、$\sin \theta$と$\cos \theta$の値を求めます。 (4) $\cos 125^\circ$ を $45^\circ$ より小さい角の三角比で表します。 (5) $\triangle ABC$ において、$a=2, b=4, c=5$のとき、この三角形がどのような三角形であるかを答えます。

幾何学三角関数三角比余弦定理三角形
2025/8/9
以下に問題の解答を示します。

1. 問題の内容

三角関数の問題です。
(1) cosθ=32\cos \theta = \frac{\sqrt{3}}{2} のとき、θ\thetaの値を求めます。ただし、0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circとします。
(2) 2sinθ1=02\sin \theta - 1 = 0 のとき、θ\thetaの値を求めます。ただし、0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circとします。
(3) tanθ=3\tan \theta = -3 のとき、sinθ\sin \thetacosθ\cos \thetaの値を求めます。
(4) cos125\cos 125^\circ4545^\circ より小さい角の三角比で表します。
(5) ABC\triangle ABC において、a=2,b=4,c=5a=2, b=4, c=5のとき、この三角形がどのような三角形であるかを答えます。

2. 解き方の手順

(1) cosθ=32\cos \theta = \frac{\sqrt{3}}{2} となる θ\theta の値を求めます。0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circの範囲では、θ=30\theta = 30^\circ が解です。
(2) 2sinθ1=02\sin \theta - 1 = 0 より、sinθ=12\sin \theta = \frac{1}{2} となります。0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circの範囲では、θ=30\theta = 30^\circ または θ=150\theta = 150^\circ が解です。
(3) tanθ=3\tan \theta = -3 のとき、1+tan2θ=1cos2θ1 + \tan^2 \theta = \frac{1}{\cos^2 \theta} より、
1+(3)2=1cos2θ1 + (-3)^2 = \frac{1}{\cos^2 \theta}
10=1cos2θ10 = \frac{1}{\cos^2 \theta}
cos2θ=110\cos^2 \theta = \frac{1}{10}
cosθ=±110=±1010\cos \theta = \pm \frac{1}{\sqrt{10}} = \pm \frac{\sqrt{10}}{10}
tanθ=3\tan \theta = -3 より、θ\thetaは第2象限または第4象限の角です。ただし、0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circなので、θ\thetaは第2象限の角です。したがって、cosθ<0\cos \theta < 0 なので、cosθ=1010\cos \theta = -\frac{\sqrt{10}}{10} です。
sinθ=tanθcosθ=(3)(1010)=31010\sin \theta = \tan \theta \cdot \cos \theta = (-3)\left(-\frac{\sqrt{10}}{10}\right) = \frac{3\sqrt{10}}{10} です。
(4) cos125=cos(18055)=cos55=cos(9035)=sin35\cos 125^\circ = \cos (180^\circ - 55^\circ) = -\cos 55^\circ = -\cos (90^\circ - 35^\circ) = -\sin 35^\circ です。
(5) 余弦定理より、
a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc \cos A
22=42+522(4)(5)cosA2^2 = 4^2 + 5^2 - 2(4)(5) \cos A
4=16+2540cosA4 = 16 + 25 - 40 \cos A
4=4140cosA4 = 41 - 40 \cos A
40cosA=3740 \cos A = 37
cosA=3740>0\cos A = \frac{37}{40} > 0 なので、A\angle A は鋭角です。
b2=a2+c22accosBb^2 = a^2 + c^2 - 2ac \cos B
42=22+522(2)(5)cosB4^2 = 2^2 + 5^2 - 2(2)(5) \cos B
16=4+2520cosB16 = 4 + 25 - 20 \cos B
16=2920cosB16 = 29 - 20 \cos B
20cosB=1320 \cos B = 13
cosB=1320>0\cos B = \frac{13}{20} > 0 なので、B\angle B は鋭角です。
c2=a2+b22abcosCc^2 = a^2 + b^2 - 2ab \cos C
52=22+422(2)(4)cosC5^2 = 2^2 + 4^2 - 2(2)(4) \cos C
25=4+1616cosC25 = 4 + 16 - 16 \cos C
25=2016cosC25 = 20 - 16 \cos C
16cosC=516 \cos C = -5
cosC=516<0\cos C = -\frac{5}{16} < 0 なので、C\angle C は鈍角です。
したがって、ABC\triangle ABC は鈍角三角形です。

3. 最終的な答え

(1) 30° (①)
(2) 30°, 150° (⑦)
(3) sinθ=31010\sin \theta = \frac{3\sqrt{10}}{10}, cosθ=1010\cos \theta = -\frac{\sqrt{10}}{10} なので、
sinθ=310\sin \theta = \frac{3}{\sqrt{10}}, cosθ=110\cos \theta = \frac{-1}{\sqrt{10}}
(4) -sin 35° (②)
(5) 鈍角三角形

「幾何学」の関連問題

問題は、与えられた立体の表面積を求めることです。具体的には、四角柱、円柱、正四角錐の表面積をそれぞれ計算します。

表面積四角柱円柱正四角錐体積
2025/8/12

ベクトル $\vec{a} = (1, -1)$ に垂直な単位ベクトル $\vec{e}$ を求めよ。

ベクトル垂直単位ベクトル内積
2025/8/12

与えられた2次関数 $y = 2(x-1)^2 + 1$ の軸を求める問題です。頂点は点(1,1)と与えられています。

二次関数放物線頂点標準形
2025/8/12

直線 $l$ 上にあり、2辺 $OA$, $OB$ から等しい距離にある点 $Q$ を作図する問題です。

作図角の二等分線距離
2025/8/12

三角形ABCの面積Sを求める問題です。3つの小問があり、それぞれ与えられた辺の長さや角度の情報が異なります。

三角形面積三角比ヘロンの公式
2025/8/12

$|\vec{a}| = 6$, $|\vec{c}| = 1$ であり、$\vec{a}$ と $\vec{b}$ のなす角は $60^\circ$ である。$\vec{a}$ と $\vec{c}...

ベクトル内積ベクトルの大きさ角度
2025/8/12

半径が $3$ で、弧の長さが $4\pi$ である扇形の中心角と面積を求めます。

扇形弧の長さ面積中心角ラジアン
2025/8/12

直線 $l$ の方程式が $y = x + 6$、直線 $m$ の方程式が $y = -\frac{1}{2}x + 9$ である。直線 $l$ と $x$ 軸の交点を $A$、直線 $m$ と $x...

座標平面直線長方形面積
2025/8/12

円に内接する四角形ABCDにおいて、$AB=3$, $BC=4$, $CD=5$, $DA=6$ のとき、以下の値を求めます。 (1) ACの長さ (2) $\cos{B}$ の値 (3) 四角形の面...

円に内接する四角形余弦定理正弦定理面積三角比
2025/8/12

座標平面上の2点 $A(3, 2)$ と $B(1, -2)$ を通る円 $C: x^2 + y^2 - 8x + ay + b = 0$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) $a$ と ...

接線座標平面最大・最小連立方程式
2025/8/12