直線 $l: y = -x + 6$ と直線 $m: y = 3x + 2$ がある。点Aは直線$l$とx軸の交点、点Bは直線$m$とy軸の交点、点Cは直線$l$と$m$の交点である。 (1) 点Aの座標を求める。 (2) 点Cの座標を求める。 (3) $\triangle ABC$の面積を求める。 (4) 点Cを通り、$\triangle ABC$の面積を2等分する直線の式を求める。

幾何学座標平面直線三角形の面積連立方程式中点面積二等分
2025/8/9

1. 問題の内容

直線 l:y=x+6l: y = -x + 6 と直線 m:y=3x+2m: y = 3x + 2 がある。点Aは直線llとx軸の交点、点Bは直線mmとy軸の交点、点Cは直線llmmの交点である。
(1) 点Aの座標を求める。
(2) 点Cの座標を求める。
(3) ABC\triangle ABCの面積を求める。
(4) 点Cを通り、ABC\triangle ABCの面積を2等分する直線の式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Aは直線 l:y=x+6l: y = -x + 6 とx軸(y=0y=0)の交点なので、y=0y = 0 を代入して、
0=x+60 = -x + 6
x=6x = 6
よって、点Aの座標は(6,0)(6, 0)
(2) 点Cは直線 l:y=x+6l: y = -x + 6 と直線 m:y=3x+2m: y = 3x + 2 の交点なので、連立方程式を解く。
y=x+6y = -x + 6
y=3x+2y = 3x + 2
これらを連立して解くと
x+6=3x+2-x + 6 = 3x + 2
4x=44x = 4
x=1x = 1
y=1+6=5y = -1 + 6 = 5
よって、点Cの座標は(1,5)(1, 5)
(3) 点Bは直線 m:y=3x+2m: y = 3x + 2 とy軸(x=0x=0)の交点なので、x=0x = 0 を代入して、
y=3(0)+2=2y = 3(0) + 2 = 2
よって、点Bの座標は(0,2)(0, 2)
ABC\triangle ABCの面積を求める。点A(6,0), B(0,2), C(1,5)
ABC\triangle ABCの面積は、台形から2つの三角形を引くことで求める。
台形の面積:12(6+1)(50)=352\frac{1}{2}(6+1)(5-0) = \frac{35}{2}
左側の三角形の面積:12×2×1=1\frac{1}{2} \times 2 \times 1 = 1
右側の三角形の面積:12×6×5=15\frac{1}{2} \times 6 \times 5 = 15
ABC=352115=352302=32\triangle ABC = \frac{35}{2} - 1 - 15 = \frac{35 - 2 - 30}{2} = \frac{3}{2}
もしくは、ABC\triangle ABCの面積を、点Bを原点に平行移動して計算する。
A'=(6, -2), C'=(1, 3), B'=(0, 0)
ABC=126×3(2)×1=1218+2=12×20=10\triangle ABC = \frac{1}{2} |6 \times 3 - (-2) \times 1| = \frac{1}{2} |18+2| = \frac{1}{2} \times 20 = 10.
ABC=12×xA(yByC)+xB(yCyA)+xC(yAyB)\triangle ABC = \frac{1}{2} \times |x_A(y_B - y_C) + x_B(y_C - y_A) + x_C(y_A - y_B)|
ABC=12×6(25)+0(50)+1(02)=12×18+02=12×20=10\triangle ABC = \frac{1}{2} \times |6(2 - 5) + 0(5 - 0) + 1(0 - 2)| = \frac{1}{2} \times |-18 + 0 - 2| = \frac{1}{2} \times |-20| = 10.
(4) 点Cを通り、ABC\triangle ABCの面積を2等分する直線は、線分ABの中点を通る。
ABの中点をMとすると、
M=(6+02,0+22)=(3,1)M = (\frac{6+0}{2}, \frac{0+2}{2}) = (3, 1)
点C(1, 5)と点M(3, 1)を通る直線の式を求める。
傾き:1531=42=2\frac{1-5}{3-1} = \frac{-4}{2} = -2
y=2x+by = -2x + b
点C(1, 5)を通るので、5=2(1)+b5 = -2(1) + b
b=7b = 7
よって、直線はy=2x+7y = -2x + 7

3. 最終的な答え

(1) A(6, 0)
(2) C(1, 5)
(3) 10 cm2cm^2
(4) y=2x+7y = -2x + 7

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