(1) 円周上に異なる7個の点A, B, C, ..., Gがある。 (ア) これらの点から2点を選んで線分を作るとき、線分は全部で何本できるか。 (イ) 他の線分と端点以外の交点をもつ線分は、全部で何本できるか。 (2) 三角形ABCの各辺を3分割したときの6点と3頂点のうちから3点を結んでできる三角形は全部で何個あるか。
2025/8/10
1. 問題の内容
(1) 円周上に異なる7個の点A, B, C, ..., Gがある。
(ア) これらの点から2点を選んで線分を作るとき、線分は全部で何本できるか。
(イ) 他の線分と端点以外の交点をもつ線分は、全部で何本できるか。
(2) 三角形ABCの各辺を3分割したときの6点と3頂点のうちから3点を結んでできる三角形は全部で何個あるか。
2. 解き方の手順
(1)(ア) 7個の点から2点を選ぶ組み合わせを求める。これは組み合わせの公式 を用いる。
この場合、, なので、
(1)(イ) 他の線分と端点以外の交点をもつ線分は、七角形の対角線のことである。
七角形の辺の数は7本であり、線分の総数は21本である。(1)(ア)より
したがって対角線の数は、 本となる。
(2) 三角形ABCの頂点3個と、各辺を3分割した点6個、合計9個の点から3点を選んで三角形を作る。
まず、9個の点から3個を選ぶ組み合わせは 通り。
ただし、一直線上に並んだ3点を選んでしまうと三角形ができない。そのような選び方を除く必要がある。
三角形ABCの各辺にはそれぞれ3分割点があるため、3点とも同じ辺上にある場合は三角形にならない。各辺で3点を選ぶ組み合わせは1通りずつなので、3辺で3通り。
したがって、三角形の数は 個。
3. 最終的な答え
(1)(ア) 21本
(1)(イ) 14本
(2) 81個