三角形ABCの各辺を3等分したときに出てくる6つの点と、元の三角形の3つの頂点、計9つの点の中から3つの点を選んで三角形を作るとき、全部でいくつの三角形が作れるか。

幾何学三角形組み合わせ図形
2025/8/10

1. 問題の内容

三角形ABCの各辺を3等分したときに出てくる6つの点と、元の三角形の3つの頂点、計9つの点の中から3つの点を選んで三角形を作るとき、全部でいくつの三角形が作れるか。

2. 解き方の手順

まず、9個の点から3個を選ぶ組み合わせの総数を計算します。
これは 9C3 {}_9 C_3 で計算できます。
9C3=9!3!(93)!=9!3!6!=9×8×73×2×1=3×4×7=84 {}_9 C_3 = \frac{9!}{3!(9-3)!} = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 3 \times 4 \times 7 = 84
次に、3つの点を選んだ時に三角形にならない場合を考えます。
これは、3つの点が一直線上にある場合です。
直線上に並ぶ点の組は以下の通りです。
* AB上の3点
* BC上の3点
* CA上の3点
これらの場合がそれぞれ1つずつあります。
また、各辺上の分割点を2つと、その辺の端点を選ぶと直線になってしまいます。
AB上の場合、A,B,分割点1, 分割点2の4点から3点を選びます。
これは4C3=4!3!1!=4{}_4 C_3 = \frac{4!}{3!1!} = 4 通りですが、A,B,分割点1とA,B,分割点2は元の三角形を構成するので、直線になるのは分割点1, 分割点2とその間にある頂点からなる組のみです。分割点1, 分割点2, A も分割点1, 分割点2, B も一直線上に並ぶので除外する必要があります。
各辺に分割点が2つずつあるので、
各辺において一直線になる組み合わせはそれぞれ1つあります。
AB, BC, CAに対してそれぞれ1つの組み合わせがあるので、合計3つの組み合わせが一直線上に並びます。
したがって、三角形にならない組み合わせの数は3です。
三角形の総数から、三角形にならない組み合わせの数を引けば、求める三角形の個数が得られます。
843=81 84 - 3 = 81

3. 最終的な答え

81個

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