2次関数 $y = x^2 - (a+3)x + a^2$ のグラフが与えられた条件を満たすように、定数 $a$ の値の範囲を求める。 (1) $x$ 軸の $x > 1$ の部分と異なる2点で交わる。 (2) $x$ 軸の $x > 1$ の部分と $x < 1$ の部分で交わる。

代数学二次関数二次方程式グラフ判別式不等式解の配置
2025/8/9

1. 問題の内容

2次関数 y=x2(a+3)x+a2y = x^2 - (a+3)x + a^2 のグラフが与えられた条件を満たすように、定数 aa の値の範囲を求める。
(1) xx 軸の x>1x > 1 の部分と異なる2点で交わる。
(2) xx 軸の x>1x > 1 の部分と x<1x < 1 の部分で交わる。

2. 解き方の手順

(1) xx 軸の x>1x > 1 の部分と異なる2点で交わるための条件
f(x)=x2(a+3)x+a2f(x) = x^2 - (a+3)x + a^2 とおく。
(i) 判別式 D>0D > 0
D=(a+3)24a2=a2+6a+94a2=3a2+6a+9>0D = (a+3)^2 - 4a^2 = a^2 + 6a + 9 - 4a^2 = -3a^2 + 6a + 9 > 0
3a26a9<03a^2 - 6a - 9 < 0
a22a3<0a^2 - 2a - 3 < 0
(a3)(a+1)<0(a-3)(a+1) < 0
1<a<3-1 < a < 3
(ii) 軸の位置 >1> 1
軸の方程式は x=a+32x = \frac{a+3}{2} なので、 a+32>1\frac{a+3}{2} > 1
a+3>2a+3 > 2
a>1a > -1
(iii) f(1)>0f(1) > 0
f(1)=1(a+3)+a2=a2a2>0f(1) = 1 - (a+3) + a^2 = a^2 - a - 2 > 0
(a2)(a+1)>0(a-2)(a+1) > 0
a<1a < -1 または a>2a > 2
(i), (ii), (iii) をすべて満たす aa の範囲は、2<a<32 < a < 3
(2) xx 軸の x>1x > 1 の部分と x<1x < 1 の部分で交わるための条件
f(1)<0f(1) < 0 である。
f(1)=a2a2<0f(1) = a^2 - a - 2 < 0
(a2)(a+1)<0(a-2)(a+1) < 0
1<a<2-1 < a < 2

3. 最終的な答え

(1) 2<a<32 < a < 3
(2) 1<a<2-1 < a < 2

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