10個のデータ:4, 10, 15, 3, 41, 7, 30, 28, a, b (ただし、$a<b$) が与えられている。このデータの第1四分位数が6歳、第2四分位数(中央値)が11歳、第3四分位数が28歳であるとき、$a$と$b$の値を求める。

確率論・統計学データの分析四分位数中央値データの並び替え
2025/8/10

1. 問題の内容

10個のデータ:4, 10, 15, 3, 41, 7, 30, 28, a, b (ただし、a<ba<b) が与えられている。このデータの第1四分位数が6歳、第2四分位数(中央値)が11歳、第3四分位数が28歳であるとき、aabbの値を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられたデータを小さい順に並べ替える。a < bという条件に注意しながら、並べ替える:
3, 4, 7, 10, 15, 28, 30, 41, a, b または
3, 4, 7, 10, 15, 28, a, 30, 41, b または
3, 4, 7, 10, a, 15, 28, 30, 41, b など様々なパターンが考えられる。
データの個数が10個なので、第1四分位数は小さい方から2.5番目の値、第2四分位数(中央値)は5番目と6番目の値の平均、第3四分位数は大きい方から2.5番目の値となる。
・第1四分位数: データの小さい順に並べたとき、104=2.5\frac{10}{4} = 2.5 番目の値が第1四分位数となる。これは小さい方から3番目の値となる。第1四分位数は6歳なので、小さい方から3番目の値が6である。
・第2四分位数: データの小さい順に並べたとき、102=5\frac{10}{2} = 5 番目と6番目の値の平均が第2四分位数となる。第2四分位数は11歳なので、5番目と6番目の値の平均が11である。
・第3四分位数: データの小さい順に並べたとき、10104=7.510 - \frac{10}{4} = 7.5 より、大きい方から2.5番目の値となる。これは大きい方から3番目の値となる。第3四分位数は28歳なので、大きい方から3番目の値が28である。
データの並びを考えると、
3, 4, a, 7, 10, 15, 28, 30, 41, b の場合、並べ替え後の3番目の値はa。したがって、a=6a=6
データの並びを考えると、
3, 4, 7, a, 10, 15, 28, 30, 41, b の場合、並べ替え後の3番目の値は7。したがって、a<7a < 7
3, 4, 7, 10, a, 15, 28, 30, 41, b の場合、並べ替え後の3番目の値は7。したがって、a<7a < 7
並べ替えたデータは: 3, 4, 7, 10, 15, 28, 30, 41, a, bではない。
並び替え後のデータが: 3, 4, 7, 10, a, 15, 28, 30, b, 41
3, 4, a, 7, 10, 15, 28, 30, b, 41
3, 4, 7, a, 10, 15, 28, 30, b, 41
3, 4, 7, 10, a, 15, b, 28, 30, 41
3, 4, 7, 10, 15, a, b, 28, 30, 41  ではない。
3, 4, 7, 10, 15, 28, 30, a, b, 41 ではない
3, 4, 7, 10, 15, a, 28, b, 30, 41  ではない
3, 4, 7, 10, 15, a, b, 28, 30, 41  ではない
並べ替えたデータは: 3, 4, 7, 10, 15, 28, 30, 41, a, bではない。
3, 4, 7, 10, 15, 28, 30, a, b, 41
3, 4, 6, 7, 10, 15, 28, 30, 41, b
5番目と6番目の値の平均は11なので、10+152=12.5\frac{10 + 15}{2} = 12.5 でない。
10+a2=11\frac{10 + a}{2} = 11 のとき 10+a=2210 + a = 22 より、a=12a = 12
a+152=11\frac{a + 15}{2} = 11 のとき a+15=22a + 15 = 22 より、a=7a = 7 。しかしこれは矛盾。
したがって、並びは、3, 4, 7, 10, a, 15, 28, 30, 41, bではない。
小さい順に並べ替えたデータは、3, 4, 7, 10, 15, 28, 30, 41, a, bではない。
正しい並びは、3, 4, 7, 10, a, 15, 28, 30, b, 41ではない。
中央値が11なので、5番目の値+6番目の値2=11\frac{5番目の値 + 6番目の値}{2}=11 である必要がある。
また、並び替えたデータで大きい方から3番目の値は28である。
aとbを除いた並べ替えを考える。3, 4, 7, 10, 15, 28, 30, 41。
考えられる並びは以下の通り。
3, 4, a, 7, 10, 15, 28, 30, 41, b (a<7)
3, 4, 7, a, 10, 15, 28, 30, 41, b (7<a<10)
3, 4, 7, 10, a, 15, 28, 30, 41, b (10<a<15)
3, 4, 7, 10, 15, a, 28, 30, 41, b (15<a<28)
3, 4, 7, 10, 15, 28, a, 30, 41, b (28<a<30)
...
・ a<7の場合:3, 4, a, 7, 10, 15, 28, 30, 41, b 3番目の値は a=6, 5番目と6番目の値は 10, 15 → (10+15)/2 = 12.5 ≠ 11
・ 7<a<10の場合:3, 4, 7, a, 10, 15, 28, 30, 41, b 5番目と6番目の値は 10, 15 → (10+15)/2 = 12.5 ≠ 11
・ 10<a<15の場合:3, 4, 7, 10, a, 15, 28, 30, 41, b 5番目と6番目の値は a, 15 → (a+15)/2 = 11 → a = 7 (矛盾)
・ 15<a<28の場合:3, 4, 7, 10, 15, a, 28, 30, 41, b 5番目と6番目の値は 15, a → (15+a)/2 = 11 → a = 7 (矛盾)
・ 28<a<30の場合:3, 4, 7, 10, 15, 28, a, 30, 41, b 大きい方から3番目の値は 30 → 矛盾。
問題文より、最頻値が6歳なので、データの中に6が複数個ある必要がある。
しかし、与えられたデータの中には6は存在しないため、aまたはbが6である必要がある。
また、a<bなので、a=6である。
並び替えたデータは、3, 4, 6, 7, 10, 15, 28, 30, 41, b
中央値が11なので、10+152=12.511\frac{10+15}{2}=12.5 \neq 11 なので、並びが違う。
3, 4, 6, 7, 10, 15, 28, 30, 41, b
3, 4, 6, 7, 10, 15, 28, 30, b, 41
3, 4, 6, 7, 10, 15, 28, b, 30, 41
3, 4, 6, 7, 10, 15, b, 28, 30, 41
3, 4, 6, 7, 10, b, 15, 28, 30, 41
3, 4, 6, 7, 10, 15, 28, 30, b, 41
(10+15)/2 = 12.5
3, 4, 6, 7, 10, 15, 28, b, 30, 41
(10+15)/2 = 12.5
3, 4, 6, 7, 10, 15, b, 28, 30, 41
(10+15)/2 = 12.5
3, 4, 6, 7, 10, b, 15, 28, 30, 41
(10+b)/2=11 → b = 12
大きい方から3番目の値が28なのでbは30より小さい。
並び替えたデータは: 3, 4, 6, 7, 10, 15, b, 28, 30, 41
したがって、a = 6, b = 12

3. 最終的な答え

a=6a = 6
b=12b = 12

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