等比数列の和に関する問題です。 $2(1 + 2 + 2^2 + 2^3 + ... + 2^n) = 2(2^{n+1} - 1) - 4$ がなぜ成り立つのかを説明します。

代数学等比数列数列の和数式展開
2025/8/10

1. 問題の内容

等比数列の和に関する問題です。
2(1+2+22+23+...+2n)=2(2n+11)42(1 + 2 + 2^2 + 2^3 + ... + 2^n) = 2(2^{n+1} - 1) - 4
がなぜ成り立つのかを説明します。

2. 解き方の手順

まず、等比数列の和の公式を確認します。初項 aa、公比 rr (r1r \neq 1)、項数 n+1n+1 の等比数列の和 SS は次のようになります。
S=a1rn+11rS = a \frac{1 - r^{n+1}}{1 - r}
今回の問題では、初項 a=1a = 1、公比 r=2r = 2、項数 n+1n+1 の等比数列の和を考えています。したがって、
1+2+22+23+...+2n=12n+112=12n+11=2n+111 + 2 + 2^2 + 2^3 + ... + 2^n = \frac{1 - 2^{n+1}}{1 - 2} = \frac{1 - 2^{n+1}}{-1} = 2^{n+1} - 1
これを元の式の左辺に代入すると、
2(1+2+22+23+...+2n)=2(2n+11)2(1 + 2 + 2^2 + 2^3 + ... + 2^n) = 2(2^{n+1} - 1)
元の式の右辺は、
2(2n+11)42(2^{n+1} - 1) - 4
これは左辺を展開した式から4を引いたものです。
2(2n+11)=22n+12=2n+222(2^{n+1}-1) = 2 \cdot 2^{n+1} - 2 = 2^{n+2} - 2
2(2n+11)4=2n+224=2n+262(2^{n+1}-1) - 4 = 2^{n+2} - 2 - 4 = 2^{n+2} - 6
左辺は 2(2n+11)=2n+222(2^{n+1} - 1) = 2^{n+2} - 2であり、右辺は 2(2n+11)4=2n+262(2^{n+1} - 1) - 4 = 2^{n+2} - 6 です。
したがって、与えられた式は正しくありません。
しかし、問題文で確認したように 2(1+2+22+...+2n)=2(2n+11)2(1 + 2 + 2^2 + ... + 2^n) = 2(2^{n+1} - 1)は正しいです。
問題の意図としては、2(1+2+22+...+2n)=2(2n+11)2(1 + 2 + 2^2 + ... + 2^n) = 2(2^{n+1} - 1)を導くことを期待していると思われます。

3. 最終的な答え

2(1+2+22+23+...+2n)=2(2n+11)2(1 + 2 + 2^2 + 2^3 + ... + 2^n) = 2(2^{n+1} - 1) が成り立つ。

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