4点A(0, 0, 2), B(2, -2, 3), C(a, -1, 4), D(1, a, 1)が同一平面上にあるように、定数 $a$ の値を定める問題です。

幾何学ベクトル空間ベクトル線形従属平面連立方程式
2025/8/10

1. 問題の内容

4点A(0, 0, 2), B(2, -2, 3), C(a, -1, 4), D(1, a, 1)が同一平面上にあるように、定数 aa の値を定める問題です。

2. 解き方の手順

4点A, B, C, Dが同一平面上にある条件は、ベクトルAB\overrightarrow{AB}, AC\overrightarrow{AC}, AD\overrightarrow{AD}が線形従属であることです。つまり、ある実数 sstt が存在して、
AD=sAB+tAC\overrightarrow{AD} = s\overrightarrow{AB} + t\overrightarrow{AC}
と表せることです。
まず、それぞれのベクトルを計算します。
AB=(221)\overrightarrow{AB} = \begin{pmatrix} 2 \\ -2 \\ 1 \end{pmatrix}
AC=(a12)\overrightarrow{AC} = \begin{pmatrix} a \\ -1 \\ 2 \end{pmatrix}
AD=(1a1)\overrightarrow{AD} = \begin{pmatrix} 1 \\ a \\ -1 \end{pmatrix}
上記の式 AD=sAB+tAC\overrightarrow{AD} = s\overrightarrow{AB} + t\overrightarrow{AC} に代入すると、
(1a1)=s(221)+t(a12)\begin{pmatrix} 1 \\ a \\ -1 \end{pmatrix} = s\begin{pmatrix} 2 \\ -2 \\ 1 \end{pmatrix} + t\begin{pmatrix} a \\ -1 \\ 2 \end{pmatrix}
このベクトル方程式は、以下の連立方程式と同値です。
\begin{align*} 1 &= 2s + at \\ a &= -2s - t \\ -1 &= s + 2t \end{align*}
3番目の式より、s=12ts = -1 - 2t。これを1番目と2番目の式に代入します。
\begin{align*} 1 &= 2(-1 - 2t) + at \\ a &= -2(-1 - 2t) - t \end{align*}
整理すると
\begin{align*} 1 &= -2 - 4t + at \\ a &= 2 + 4t - t \end{align*}
さらに
\begin{align*} 3 &= (a - 4)t \\ a &= 2 + 3t \end{align*}
1つ目の式から、t=3a4t = \frac{3}{a - 4} (a4a \neq 4)。これを2つ目の式に代入すると、
a=2+3(3a4)a = 2 + 3\left(\frac{3}{a - 4}\right)
a=2+9a4a = 2 + \frac{9}{a - 4}
両辺に (a4)(a - 4) をかけて、
a(a4)=2(a4)+9a(a - 4) = 2(a - 4) + 9
a24a=2a8+9a^2 - 4a = 2a - 8 + 9
a26a1=0a^2 - 6a - 1 = 0
これを解くと
a=6±36+42=6±402=6±2102=3±10a = \frac{6 \pm \sqrt{36 + 4}}{2} = \frac{6 \pm \sqrt{40}}{2} = \frac{6 \pm 2\sqrt{10}}{2} = 3 \pm \sqrt{10}
a=4a = 4 の場合を考えると、
3=(44)t=03 = (4 - 4)t = 0, これは矛盾。よって、a4a \neq 4.

3. 最終的な答え

a=3+10,310a = 3 + \sqrt{10}, 3 - \sqrt{10}

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