ある中学校のバスケットボール部で、男子は1年間に30試合、女子は40試合行った。引き分けはなく、女子の負け試合数は男子の負け試合数より2試合多い。女子の負け試合数が実際の負け試合数の $\frac{3}{4}$ であったと仮定する。全ての試合で勝ち負けが決まり、男子と女子の勝ち試合数の合計が44であるとき、男子と女子の実際の勝ち試合数をそれぞれ求めよ。

代数学方程式文章問題連立方程式
2025/8/10

1. 問題の内容

ある中学校のバスケットボール部で、男子は1年間に30試合、女子は40試合行った。引き分けはなく、女子の負け試合数は男子の負け試合数より2試合多い。女子の負け試合数が実際の負け試合数の 34\frac{3}{4} であったと仮定する。全ての試合で勝ち負けが決まり、男子と女子の勝ち試合数の合計が44であるとき、男子と女子の実際の勝ち試合数をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

まず、男子の負け試合数を xx とおく。すると、女子の負け試合数は x+2x+2 となる。
女子の負け試合数は、実際の負け試合数の 34\frac{3}{4} なので、女子の実際の負け試合数は 43(x+2)\frac{4}{3}(x+2) と表せる。
男子の勝ち試合数は 30x30 - x であり、女子の勝ち試合数は 4043(x+2)40 - \frac{4}{3}(x+2) となる。
男子と女子の勝ち試合数の合計は44なので、次の方程式が成り立つ。
(30x)+(4043(x+2))=44(30 - x) + (40 - \frac{4}{3}(x+2)) = 44
この方程式を解く。
30x+4043x83=4430 - x + 40 - \frac{4}{3}x - \frac{8}{3} = 44
7073x83=4470 - \frac{7}{3}x - \frac{8}{3} = 44
2107x83=44\frac{210 - 7x - 8}{3} = 44
2027x=132202 - 7x = 132
7x=707x = 70
x=10x = 10
したがって、男子の負け試合数は10試合である。
男子の勝ち試合数は 3010=2030 - 10 = 20 試合となる。
女子の実際の負け試合数は 43(10+2)=43×12=16\frac{4}{3}(10+2) = \frac{4}{3} \times 12 = 16 試合となる。
女子の勝ち試合数は 4016=2440 - 16 = 24 試合となる。

3. 最終的な答え

男子の勝ち試合数は20試合、女子の勝ち試合数は24試合。

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