(1) 放物線 y=x2−x について ステップ1: 接線を求める
* 点 (0,0) における接線:y′=2x−1 より、点 (0,0) での傾きは y′(0)=−1 なので、接線の方程式は y=−x。 * 点 (2,2) における接線:y′=2x−1 より、点 (2,2) での傾きは y′(2)=3 なので、接線の方程式は y−2=3(x−2) つまり y=3x−4。 ステップ2: 交点を求める
2つの接線の交点を求めます。
−x=3x−4 ステップ3: 面積を求める
求める面積は、放物線と2つの接線で囲まれた部分の面積です。これは積分を使って計算できます。
S=∫02∣x2−x−(−x)∣dx−21⋅2⋅∣2−(−2)∣−21⋅2⋅∣0−(−2)∣ S=∫02(x2)dx−∫02∣x2−x−(3x−4)∣dx 別の方法として、2つの接線の交点のx座標が1であることから、積分範囲を分割し、2つの積分を計算し、面積の差を求めます。
S=∫01((x2−x)−(−x))dx+∫12((x2−x)−(3x−4))dx S=∫01x2dx+∫12(x2−4x+4)dx S=[31x3]01+[31x3−2x2+4x]12 S=(31−0)+(38−8+8)−(31−2+4) S=31+38−31+2−4 S=38−2=32 (2) 放物線 y=x2−4x+3 について ステップ1: 接線を求める
* 点 (4,3) における接線:y′=2x−4 より、点 (4,3) での傾きは y′(4)=4 なので、接線の方程式は y−3=4(x−4) つまり y=4x−13。 * 点 (0,3) における接線:y′=2x−4 より、点 (0,3) での傾きは y′(0)=−4 なので、接線の方程式は y−3=−4(x−0) つまり y=−4x+3。 ステップ2: 交点を求める
2つの接線の交点を求めます。
4x−13=−4x+3 y=−4(2)+3=−5 ステップ3: 面積を求める
求める面積は、放物線と2つの接線で囲まれた部分の面積です。
S=∫04((x2−4x+3)−(4x−13))dx S=∫04∣(x2−4x+3)−(4x−13)∣dx S=∫04∣(x2−4x+3)−(−4x+3)∣dx S=∫02((x2−4x+3)−(−4x+3))dx+∫24((x2−4x+3)−(4x−13))dx S=∫02x2dx+∫24(x2−8x+16)dx S=[31x3]02+[31x3−4x2+16x]24 S=(38−0)+(364−64+64)−(38−16+32) S=38+364−38−16 S=364−16=364−48=316