与えられた数列について、次の問いに答える。 (1) $\frac{977}{1024}$ は第何項か。 (2) 初項から第100項までの和を求めよ。 数列は以下のように定義されている。 $\frac{1}{1}, \frac{1}{2}, \frac{1}{2}, \frac{1}{4}, \frac{2}{4}, \frac{1}{4}, \frac{2}{4}, \frac{3}{4}, \frac{1}{8}, \frac{2}{8}, \frac{3}{8}, \frac{4}{8}, \frac{1}{8}, \frac{2}{8}, \frac{3}{8}, \frac{4}{8}, \frac{5}{8}, \frac{6}{8}, \frac{7}{8}, \frac{8}{8}, \frac{1}{16}, \frac{2}{16}, \frac{3}{16} ...$
2025/8/10
1. 問題の内容
与えられた数列について、次の問いに答える。
(1) は第何項か。
(2) 初項から第100項までの和を求めよ。
数列は以下のように定義されている。
2. 解き方の手順
(1)
まず、数列の規則性を見つける。分母は と増えていく。これは の形である。各分母に対して分子は 1からその分母と同じ数まで増える。
の分母は であるので、のグループに属する。
つまり、第11番目のグループの項である。
までの数列の個数は、分母が である項の数は である。したがって、分母が から までの項数の合計は、
したがって、は、数列の第項である。
(2)
初項から第100項までの和を求める。
分母が である数列のグループの項数は である。
分母が1の項の数は
1. 分母が2の項の数は
2. 分母が4の項の数は
4. 分母が8の項の数は
8. 分母が16の項の数は
1
6. 分母が32の項の数は
3
2. 分母が64の項の数は
6
4.
したがって、初項から第100項までは、分母が1,2,4,8,16,32,64の一部の項が含まれる。
1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 32 = 63 項
100 - 63 = 37 項
分母が1から64までの数列の和を考える。
分母が1の項の和は
1. 分母が2の項の和は $\frac{1+2}{2} = \frac{3}{2}$
分母が4の項の和は
分母が8の項の和は
分母が16の項の和は
分母が32の項の和は
分母が64の項の和は
初項から第63項までの和は
分母が64の項のうち、最初の37項の和は、
したがって、初項から第100項までの和は
3. 最終的な答え
(1) 2000項
(2)