行列式を計算するために、行または列に関する余因子展開を使用します。
ここでは、第1行に関して余因子展開を行うことにします。
det(A)=a11C11+a12C12+a13C13+a14C14 ここで、aijは行列Aのi行j列の要素、Cijはaijに対応する余因子です。 Cij=(−1)i+jMijであり、Mijは小行列式(i行とj列を取り除いた行列の行列式)です。 det(A)=3⋅C11+(−1)⋅C12+(−2)⋅C13+3⋅C14 M11=det−32−41−312−6−9=−3((−3)(−9)−(−6)(1))−1(2(−9)−(−6)(−4))+2(2(1)−(−3)(−4))=−3(27+6)−(−18−24)+2(2−12)=−3(33)−(−42)+2(−10)=−99+42−20=−77 C11=(−1)1+1M11=1⋅(−77)=−77 M12=det−54−11−312−6−9=−5((−3)(−9)−(−6)(1))−1(4(−9)−(−6)(−1))+2(4(1)−(−3)(−1))=−5(27+6)−(−36−6)+2(4−3)=−5(33)−(−42)+2(1)=−165+42+2=−121 C12=(−1)1+2M12=−1⋅(−121)=121 M13=det−54−1−32−42−6−9=−5(2(−9)−(−6)(−4))−(−3)(4(−9)−(−6)(−1))+2(4(−4)−2(−1))=−5(−18−24)+3(−36−6)+2(−16+2)=−5(−42)+3(−42)+2(−14)=210−126−28=56 C13=(−1)1+3M13=1⋅56=56 M14=det−54−1−32−41−31=−5(2(1)−(−3)(−4))−(−3)(4(1)−(−3)(−1))+1(4(−4)−2(−1))=−5(2−12)+3(4−3)+(−16+2)=−5(−10)+3(1)+(−14)=50+3−14=39 C14=(−1)1+4M14=−1⋅39=−39 したがって、行列式は次のようになります。
det(A)=3⋅(−77)+(−1)⋅(121)+(−2)⋅(56)+3⋅(−39)=−231−121−112−117=−581