ABが直径である円において、$\angle x$ の大きさを求める問題です。$\angle ABO = 26^\circ$ とします。

幾何学角度円周角二等辺三角形直角三角形
2025/8/11

1. 問題の内容

ABが直径である円において、x\angle x の大きさを求める問題です。ABO=26\angle ABO = 26^\circ とします。

2. 解き方の手順

まず、AOとOCは円の半径なので、AO=OCAO = OC です。
したがって、三角形AOCは二等辺三角形になります。
二等辺三角形なので、OAC=OCA\angle OAC = \angle OCAです。
また、AOB\angle AOB は三角形OBCの外角なので、AOB=OBC+OCB\angle AOB = \angle OBC + \angle OCB が成り立ちます。
ここで、OBC=26\angle OBC = 26^\circ です。
したがって、AOB=26+26=52\angle AOB = 26^\circ + 26^\circ = 52^\circ です。
AOC\angle AOCAOB\angle AOB の補角なので、AOC=18052=128\angle AOC = 180^\circ - 52^\circ = 128^\circ です。
三角形AOCの内角の和は180°なので、OAC+OCA+AOC=180\angle OAC + \angle OCA + \angle AOC = 180^\circ です。
OAC=OCA\angle OAC = \angle OCA であるから、2OAC+128=1802 \angle OAC + 128^\circ = 180^\circとなります。
2OAC=180128=522 \angle OAC = 180^\circ - 128^\circ = 52^\circ
OAC=52/2=26\angle OAC = 52^\circ / 2 = 26^\circ
円周角の定理より、ADC=AOC/2\angle ADC = \angle AOC / 2 です。
したがって、ADC=128/2=64\angle ADC = 128^\circ / 2 = 64^\circ です。
一方、ABC\angle ABC は直径に対する円周角なので、ACB=90\angle ACB = 90^\circ です。
x=OCA=(180128)/2=26\angle x = \angle OCA = (180^\circ - 128^\circ) / 2 = 26^\circ と考えるのは間違いです。
ACB=90\angle ACB = 90^\circなので、OAC\angle OACx\angle xではありません。
BAC=90ABC=9026=64\angle BAC = 90^\circ - \angle ABC = 90^\circ - 26^\circ = 64^\circ
円周角の定理から、ABC\angle ABCADC\angle ADCは、同じ弧ACに対する円周角なので、ABC=ADC\angle ABC=\angle ADCとなります。
三角形ABCの内角の和は180°なので、BAC+ACB+ABC=180\angle BAC + \angle ACB + \angle ABC = 180^\circとなります。
BAC=BAD+DAC\angle BAC= \angle BAD + \angle DACなので、BAD+DAC+ACB+ABC=180\angle BAD + \angle DAC + \angle ACB + \angle ABC = 180^\circ
ACB=90\angle ACB=90^\circ
ABC=26\angle ABC=26^\circ
BAD=x\angle BAD=x
BAC=9026=64\angle BAC = 90-26 = 64
円周角の定理より、ABABが直径なので、ACB=90\angle ACB=90^\circです。よって三角形ABCABCは直角三角形です。
CAB=9026=64\angle CAB=90^\circ - 26^\circ=64^\circ
同じ弧BCBCに対する円周角なので、x=CAB=64\angle x = \angle CAB = 64^\circ

3. 最終的な答え

x=64\angle x = 64^\circ

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