一辺の長さが12cmの正方形ABCDにおいて、対角線の交点をO、線分AOと線分BMの交点をMとする。線分BMの延長が辺ADと交わる点をEとするとき、三角形EMCの面積を求める。

幾何学正方形面積相似メネラウスの定理
2025/8/11

1. 問題の内容

一辺の長さが12cmの正方形ABCDにおいて、対角線の交点をO、線分AOと線分BMの交点をMとする。線分BMの延長が辺ADと交わる点をEとするとき、三角形EMCの面積を求める。

2. 解き方の手順

まず、点Mが線分AOをどのように分割しているかを求める必要があります。正方形の性質から、三角形ABOは直角二等辺三角形です。ここで、直線BMは点Bから線分AOに向かう直線なので、その性質を調べます。
正方形ABCDにおいて、線分ACと線分BDの交点Oは正方形の中心なので、AO=BOAO=BOとなります。
また、DAO=ABO=45\angle DAO = \angle ABO = 45^{\circ}です。
ABE\triangle ABEにおいて、BAE=90\angle BAE=90^{\circ}で、ABE\angle ABEは未知です。
点Mは線分AO上にあるので、AM+MO=AOAM + MO = AOです。
AME\triangle AMECMB\triangle CMBにおいて、
MAE=MCB=45\angle MAE = \angle MCB = 45^{\circ}
AME=CMB\angle AME = \angle CMB (対頂角)
したがって、AMECMB\triangle AME \sim \triangle CMBとなります。
ここで、ABE\triangle ABEを考えます。点Oは正方形の中心なので、AO=12ACAO = \frac{1}{2}ACです。
AC=122+122=288=122AC = \sqrt{12^2 + 12^2} = \sqrt{288} = 12\sqrt{2} より、AO=62AO = 6\sqrt{2}です。
また、BO=AO=62BO = AO = 6\sqrt{2}です。
ABE\triangle ABEにおいて、tan(ABE)=AEAB\tan(\angle ABE) = \frac{AE}{AB}です。
AOM\triangle AOMBOC\triangle BOCにおいて、AO=BOAO=BOであり、AOM=BOC\angle AOM = \angle BOC (対頂角)です。
直線BMとADの交点Eについて、ABE\triangle ABEにおいて、AEB=CBE\angle AEB = \angle CBEが成り立つと仮定すると、ABE\triangle ABEは二等辺三角形となり、AB=AE=12AB=AE=12となります。
AMECMB\triangle AME \sim \triangle CMBより、AMCM=AEBC=1212=1\frac{AM}{CM} = \frac{AE}{BC} = \frac{12}{12} = 1となります。
したがって、AM=CMAM = CMとなります。
点OはACの中点なので、AO=COAO = COです。したがって、AM=12AO=12COAM = \frac{1}{2}AO = \frac{1}{2}COとなります。
AM=CMAM = CMより、MMはAOの中点ではないので、ABE\triangle ABEは二等辺三角形ではありません。
メネラウスの定理を利用します。ACO\triangle ACOと直線BMにおいて、
AMMOOBBCCEEA=1\frac{AM}{MO} \cdot \frac{OB}{BC} \cdot \frac{CE}{EA} = 1
OOは正方形の中心なので、OB=12BD=12AC=AO=COOB = \frac{1}{2}BD = \frac{1}{2}AC = AO = COです。
BC=12BC = 12です。
AMMOAO12CEEA=1\frac{AM}{MO} \cdot \frac{AO}{12} \cdot \frac{CE}{EA} = 1
ABEDAE\triangle ABE \sim \triangle DAEではないので、AEEDAE \ne EDです。
ここで、正方形の対称性より、AE=12AD=6AE= \frac{1}{2}AD=6と考えてみます。すると、CE=12+6=18CE=12+6 = 18となります。
AMMOAO12186=1\frac{AM}{MO} \cdot \frac{AO}{12} \cdot \frac{18}{6} = 1
AMMOAO123=1\frac{AM}{MO} \cdot \frac{AO}{12} \cdot 3 = 1
AMMO=123AO=4AO=462=232\frac{AM}{MO} = \frac{12}{3AO} = \frac{4}{AO} = \frac{4}{6\sqrt{2}} = \frac{2}{3\sqrt{2}}
したがって、AE=6AE=6とすると、AM=42AM = 4\sqrt{2}となります。
SEMC=12ECAD=12(126)12=36S_{\triangle EMC} = \frac{1}{2} \cdot EC \cdot AD = \frac{1}{2} \cdot (12-6) \cdot 12 = 36
しかし、SEMC=12EChS_{\triangle EMC} = \frac{1}{2} \cdot EC \cdot hとして、高さを計算する必要がある。

3. 最終的な答え

36 cm^2

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