xy平面上に2点A(-2, 0), B(3, 0)がある。円 C: $x^2 + (y-4)^2 = 9$ 上を動く点Pがあり、三角形ABPの重心をGとする。このとき、点Gの軌跡を求める。

幾何学軌跡重心座標平面
2025/8/11

1. 問題の内容

xy平面上に2点A(-2, 0), B(3, 0)がある。円 C: x2+(y4)2=9x^2 + (y-4)^2 = 9 上を動く点Pがあり、三角形ABPの重心をGとする。このとき、点Gの軌跡を求める。

2. 解き方の手順

点Pの座標を(x,y)(x, y)、点Gの座標を(X,Y)(X, Y)とする。
点Pは円C上にあるので、x2+(y4)2=9x^2 + (y-4)^2 = 9を満たす。
三角形ABPの重心Gの座標は、A(-2, 0), B(3, 0), P(x, y)より
X=2+3+x3=1+x3X = \frac{-2+3+x}{3} = \frac{1+x}{3}
Y=0+0+y3=y3Y = \frac{0+0+y}{3} = \frac{y}{3}
これらの式から、xxyyXXYYで表すと、
x=3X1x = 3X-1
y=3Yy = 3Y
これらを円Cの式に代入すると、
(3X1)2+(3Y4)2=9(3X-1)^2 + (3Y-4)^2 = 9
9X26X+1+9Y224Y+16=99X^2 - 6X + 1 + 9Y^2 - 24Y + 16 = 9
9X26X+9Y224Y+8=09X^2 - 6X + 9Y^2 - 24Y + 8 = 0
X223X+Y283Y+89=0X^2 - \frac{2}{3}X + Y^2 - \frac{8}{3}Y + \frac{8}{9} = 0
(X13)219+(Y43)2169+89=0(X - \frac{1}{3})^2 - \frac{1}{9} + (Y - \frac{4}{3})^2 - \frac{16}{9} + \frac{8}{9} = 0
(X13)2+(Y43)2=99=1(X - \frac{1}{3})^2 + (Y - \frac{4}{3})^2 = \frac{9}{9} = 1
よって、点Gの軌跡は、中心(13,43)(\frac{1}{3}, \frac{4}{3})、半径1の円である。

3. 最終的な答え

(x13)2+(y43)2=1(x-\frac{1}{3})^2 + (y-\frac{4}{3})^2 = 1

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