9人の生徒を、指定された人数構成のグループに分ける場合の数をそれぞれ求めます。 (1) 2人、7人に分ける方法 (2) 2人、2人、5人に分ける方法 (3) 2人、2人、2人、3人に分ける方法

算数組み合わせ場合の数順列
2025/8/11

1. 問題の内容

9人の生徒を、指定された人数構成のグループに分ける場合の数をそれぞれ求めます。
(1) 2人、7人に分ける方法
(2) 2人、2人、5人に分ける方法
(3) 2人、2人、2人、3人に分ける方法

2. 解き方の手順

(1) 2人、7人に分ける方法:
9人の中から2人を選ぶ組み合わせの数を求めます。これは組み合わせの公式 nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!} を使って計算します。
この場合、n=9n=9r=2r=2 なので、 9C2=9!2!7!=9×82×1=36_9C_2 = \frac{9!}{2!7!} = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36 通りとなります。
(2) 2人、2人、5人に分ける方法:
まず、9人の中から2人を選びます(9C2 _9C_2 )。次に、残りの7人の中から2人を選びます(7C2 _7C_2 )。最後に、残りの5人は自動的に1つのグループになります。ただし、2人のグループが2つあるので、グループの区別をなくすために、2!で割る必要があります。
したがって、9C2×7C22!=9!2!7!×7!2!5!2!=36×212=378\frac{_9C_2 \times _7C_2}{2!} = \frac{\frac{9!}{2!7!} \times \frac{7!}{2!5!}}{2!} = \frac{36 \times 21}{2} = 378 通りとなります。
(3) 2人、2人、2人、3人に分ける方法:
まず、9人の中から2人を選びます(9C2 _9C_2 )。次に、残りの7人の中から2人を選びます(7C2 _7C_2 )。次に、残りの5人の中から2人を選びます(5C2 _5C_2 )。最後に、残りの3人は自動的に1つのグループになります。この場合、2人のグループが3つあるので、グループの区別をなくすために、3!で割る必要があります。
したがって、9C2×7C2×5C23!=9!2!7!×7!2!5!×5!2!3!3!=36×21×106=1260\frac{_9C_2 \times _7C_2 \times _5C_2}{3!} = \frac{\frac{9!}{2!7!} \times \frac{7!}{2!5!} \times \frac{5!}{2!3!}}{3!} = \frac{36 \times 21 \times 10}{6} = 1260 通りとなります。

3. 最終的な答え

(1) 36通り
(2) 378通り
(3) 1260通り

「算数」の関連問題

20以下の自然数の中で、4の倍数の集合をAとするとき、Aの補集合$\overline{A}$の要素の個数 $n(\overline{A})$を求めよ。

集合補集合倍数要素の個数
2025/8/13

全体集合$U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12\}$と、その部分集合$A = \{3, 6, 9, 12\}$が与えられているとき、$n(\overl...

集合補集合要素数
2025/8/13

問題7は、20以下の自然数のうち、4の倍数の集合をAとするとき、$n(\overline{A})$を求める問題です。ここで、$n(\overline{A})$は集合Aの補集合の要素の個数を表します。

集合補集合要素数倍数
2025/8/13

集合A, B, Cが与えられたとき、それぞれの集合の要素の個数 $n(A)$, $n(B)$, $n(C)$ を求める問題です。 (1) $A = \{2, 4, 6, 8, 10, 12\}$ (2...

集合要素の個数約数倍数
2025/8/13

この問題は、小数点を含む掛け算と割り算を行う問題です。 (1) $5.2 \times 3.07$ (2) $23.56 \div 6.2$ (3) $4.75 \div 3.9$ (4) $16 \...

小数掛け算割り算四捨五入
2025/8/13

与えられた条件を満たす集合を、要素を書き並べる形で表現する問題です。具体的には、以下の4つの集合を求めます。 (1) 1桁の正の偶数の集合A (2) 18の正の約数の集合B (3) 5以上10以下の自...

集合約数倍数整数
2025/8/13

与えられた6つの二重根号の式を簡単にします。具体的には、以下の式をそれぞれ簡略化します。 (1) $\sqrt{4 + 2\sqrt{3}}$ (2) $\sqrt{6 - 2\sqrt{8}}$ (...

根号二重根号平方根の計算
2025/8/13

1, 2, 3, 4の4つの数字を使って3桁の整数を作る問題です。 (1) 同じ数字を繰り返し使っても良い場合に、3桁の整数は何個作れるか。 (2) 異なる3つの数字を使う場合に、3桁の整数は何個作れ...

場合の数確率組み合わせ整数
2025/8/13

与えられた数式の値を計算する問題です。数式は $\frac{80-55}{20} \times 10 + 50 = \frac{25}{20} \times 10 + 50$ です。

四則演算分数計算
2025/8/13

問題は、分数の計算と、平方根を含む式の計算です。

分数平方根計算
2025/8/13