10人の生徒の数学の小テストの点数 $5, 8, 6, 10, 3, 5, 8, 4, 5, 6$ が与えられています。このデータについて、平均値、中央値、最頻値、標準偏差を求めます。

確率論・統計学平均値中央値最頻値標準偏差データ分析
2025/8/11

1. 問題の内容

10人の生徒の数学の小テストの点数 5,8,6,10,3,5,8,4,5,65, 8, 6, 10, 3, 5, 8, 4, 5, 6 が与えられています。このデータについて、平均値、中央値、最頻値、標準偏差を求めます。

2. 解き方の手順

まず、データを小さい順に並べ替えます。
3,4,5,5,5,6,6,8,8,103, 4, 5, 5, 5, 6, 6, 8, 8, 10
* 平均値:データの総和をデータの個数で割ります。
平均値=(3+4+5+5+5+6+6+8+8+10)/10=60/10=6平均値 = (3+4+5+5+5+6+6+8+8+10) / 10 = 60 / 10 = 6
したがって平均値は6点です。
* 中央値:データを小さい順に並べたとき、中央に位置する値です。データの個数が偶数の場合、中央の2つの値の平均を取ります。今回は10個のデータがあるので、5番目と6番目の値の平均を計算します。
中央値=(5+6)/2=5.5中央値 = (5 + 6) / 2 = 5.5
したがって中央値は5.5点です。
* 最頻値:データの中で最も頻繁に出現する値です。今回のデータでは、5が3回出現し、他の値よりも多く出現しています。
したがって最頻値は5点です。
* 標準偏差:データの散らばり具合を表す指標です。以下の手順で計算します。

1. 各データについて、平均値との差(偏差)を計算します。

2. 各偏差を2乗します。

3. すべての2乗した偏差の平均を計算します(分散)。

4. 分散の平方根を取ります(標準偏差)。

偏差の計算:
36=33-6 = -3
46=24-6 = -2
56=15-6 = -1
56=15-6 = -1
56=15-6 = -1
66=06-6 = 0
66=06-6 = 0
86=28-6 = 2
86=28-6 = 2
106=410-6 = 4
偏差の2乗:
(3)2=9(-3)^2 = 9
(2)2=4(-2)^2 = 4
(1)2=1(-1)^2 = 1
(1)2=1(-1)^2 = 1
(1)2=1(-1)^2 = 1
02=00^2 = 0
02=00^2 = 0
22=42^2 = 4
22=42^2 = 4
42=164^2 = 16
分散:
分散=(9+4+1+1+1+0+0+4+4+16)/10=40/10=4分散 = (9+4+1+1+1+0+0+4+4+16) / 10 = 40 / 10 = 4
標準偏差:
標準偏差=4=2標準偏差 = \sqrt{4} = 2
したがって標準偏差は2点です。

3. 最終的な答え

* 平均値:6点
* 中央値:5.5点
* 最頻値:5点
* 標準偏差:2点

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