白玉4個、黒玉3個、赤玉1個の合計8個の玉があります。これらの玉を (1) 1列に並べる方法の数 (2) 円形に並べる方法の数 (3) 紐に通して輪を作る方法の数 をそれぞれ求めます。
2025/8/11
1. 問題の内容
白玉4個、黒玉3個、赤玉1個の合計8個の玉があります。これらの玉を
(1) 1列に並べる方法の数
(2) 円形に並べる方法の数
(3) 紐に通して輪を作る方法の数
をそれぞれ求めます。
2. 解き方の手順
(1) 1列に並べる方法
同じものを含む順列の公式を使います。8個の玉を並べるので、全順列は8!ですが、白玉4個、黒玉3個がそれぞれ区別できないので、4!と3!で割る必要があります。
(2) 円形に並べる方法
1列に並べる方法の数を、回転によって同じになるものを除いて考えます。
まず、1列に並べる方法の数を8で割ります。
ただし、これは円順列の考え方で、全ての並び方が8回ずつ重複している場合にしか使えません。
別の方法としては、1つの玉(例えば赤玉)を固定して、残りの7つの玉を並べると考えます。すると、白玉4個と黒玉3個の順列になるので、
(3) 紐に通して輪を作る方法
円形に並べる方法の数を、裏返して同じになるものを除いて考えます。つまり、左右対称な並び方はそのまま、左右非対称な並び方は2で割ります。
まずはすべての並び方を書き出してみることは難しいので、円形に並べた35通りのうち、裏返すと変わらないものがいくつあるかを考えます。
しかし、この問題では、総数が少ないため、まずは円順列の数を計算し、そのうち反転して同じになるものを考慮して、答えを求めます。
35個の円順列のうち、反転して同じになるものを探すのは難しいので、以下の手順で考えます。
まず、円順列の35通りを求めました。
このうち、裏返して同じになるもの(例えば、左右対称なもの)の数を引いて、残りを2で割ったものを足し合わせます。
しかし、直接的に数えるのが難しいので、別の考え方を使います。
すべての円順列の数を2で割ります。ただし、割り切れない場合は、小数点以下を切り上げます。
したがって、18通りとなります。
3. 最終的な答え
1列に並べる方法は280通り
円形に並べる方法は35通り
輪を作る方法は18通り