問題は3つの部分に分かれています。 (1) 2つの直線 $2ax - 3y + 1 = 0$ と $3x + (a+2)y - 5 = 0$ が垂直であるとき、定数 $a$ の値を求める。 (2) 2点 $A(-2, 2)$ と $B(4, 5)$ を結ぶ線分 $AB$ を $2:1$ に内分する点 $C$ の座標を求め、さらに、原点 $O$ に対し、三角形 $OBC$ の面積を求める。 (3) 2直線 $x - 2y + 5 = 0$ と $2x + 3y - 4 = 0$ の交点を通る直線を $l$ とするとき、$l$ が原点 $O(0, 0)$ を通るときの $l$ の傾きを求め、また、直線 $l$ が、直線 $3x - y = 0$ と平行になるとき、その直線の $y$ 切片を求める。

幾何学直線垂直内分点三角形の面積交点傾きy切片
2025/8/11

1. 問題の内容

問題は3つの部分に分かれています。
(1) 2つの直線 2ax3y+1=02ax - 3y + 1 = 03x+(a+2)y5=03x + (a+2)y - 5 = 0 が垂直であるとき、定数 aa の値を求める。
(2) 2点 A(2,2)A(-2, 2)B(4,5)B(4, 5) を結ぶ線分 ABAB2:12:1 に内分する点 CC の座標を求め、さらに、原点 OO に対し、三角形 OBCOBC の面積を求める。
(3) 2直線 x2y+5=0x - 2y + 5 = 02x+3y4=02x + 3y - 4 = 0 の交点を通る直線を ll とするとき、ll が原点 O(0,0)O(0, 0) を通るときの ll の傾きを求め、また、直線 ll が、直線 3xy=03x - y = 0 と平行になるとき、その直線の yy 切片を求める。

2. 解き方の手順

(1) 2つの直線が垂直であるとき、それぞれの傾きの積は 1-1 になります。
2ax3y+1=02ax - 3y + 1 = 0 より、y=2a3x+13y = \frac{2a}{3}x + \frac{1}{3} なので、傾きは 2a3\frac{2a}{3} です。
3x+(a+2)y5=03x + (a+2)y - 5 = 0 より、y=3a+2x+5a+2y = -\frac{3}{a+2}x + \frac{5}{a+2} なので、傾きは 3a+2-\frac{3}{a+2} です。
よって、2a3(3a+2)=1\frac{2a}{3} \cdot (-\frac{3}{a+2}) = -1 となります。
これを解くと、2a=a+22a = a + 2 より、a=2a = 2
(2) 線分 ABAB2:12:1 に内分する点 CC の座標は、
C=(24+1(2)2+1,25+122+1)=(823,10+23)=(2,4)C = (\frac{2 \cdot 4 + 1 \cdot (-2)}{2+1}, \frac{2 \cdot 5 + 1 \cdot 2}{2+1}) = (\frac{8-2}{3}, \frac{10+2}{3}) = (2, 4)
三角形 OBCOBC の面積は、O(0,0)O(0, 0), B(4,5)B(4, 5), C(2,4)C(2, 4) より、
S=124452=121610=126=3S = \frac{1}{2} |4 \cdot 4 - 5 \cdot 2| = \frac{1}{2} |16 - 10| = \frac{1}{2} \cdot 6 = 3
(3) 2直線 x2y+5=0x - 2y + 5 = 02x+3y4=02x + 3y - 4 = 0 の交点を通る直線 ll は、
k(x2y+5)+(2x+3y4)=0k(x - 2y + 5) + (2x + 3y - 4) = 0 と表せます。
整理すると、(k+2)x+(2k+3)y+(5k4)=0(k+2)x + (-2k+3)y + (5k-4) = 0 となります。
直線 ll が原点 (0,0)(0, 0) を通るとき、5k4=05k - 4 = 0 より k=45k = \frac{4}{5} となります。
このとき、(45+2)x+(245+3)y=0(\frac{4}{5}+2)x + (-2\cdot\frac{4}{5}+3)y = 0 となり、145x+75y=0\frac{14}{5}x + \frac{7}{5}y = 0
よって 2x+y=02x + y = 0 となり、y=2xy = -2x なので傾きは 2-2 です。
直線 ll が直線 3xy=03x - y = 0 と平行なとき、傾きが 33 なので、
(k+2)/(2k+3)=3-(k+2)/(-2k+3) = 3 より、
k+2=3(2k3)k + 2 = 3(2k - 3)
k+2=6k9k + 2 = 6k - 9
5k=115k = 11
k=115k = \frac{11}{5}
このとき、(115+2)x+(2115+3)y+(51154)=0(\frac{11}{5}+2)x + (-2\cdot\frac{11}{5}+3)y + (5\cdot\frac{11}{5}-4) = 0 となり、
215x75y+7=0\frac{21}{5}x - \frac{7}{5}y + 7 = 0 となり、3xy+5=03x - y + 5 = 0 となります。
よって y=3x+5y = 3x + 5 となり、yy 切片は 55 です。

3. 最終的な答え

(1) a=2a = 2
(2) C=(2,4)C = (2, 4), 三角形 OBCOBC の面積は 33
(3) 傾きは 2-2, yy 切片は 55

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