(1)
p1: 1回の試行で(2,1)に到達することは不可能なので、p1=0 p2: 2回の試行で(2,1)に到達することは不可能なので、p2=0 p3: 3回の試行で(2,1)に到達する場合を考える。 1,2,3のいずれかの目が出ると(x+1,y)に移動するので、これをAとする。
4の目が出ると(x,y+1)に移動するので、これをBとする。
5,6のいずれかの目が出ると(x-1,y-1)に移動するので、これをCとする。
3回の試行で(2,1)に到達するためには、Aが2回、Bが1回出れば良い。
したがって、p3=3C2(61)2a=3(361)a=12a (2)
p6を求める。6回の試行で(2,1)に到達する場合を考える。 Aをx回、Bをy回、Cをz回とすると、x+y+z=6、x−z=2、y−z=1 x=z+2, y=z+1をx+y+z=6に代入すると、 z+2+z+1+z=6 z=1, x=3, y=2 したがって、Aが3回、Bが2回、Cが1回出る必要がある。
p6=3!2!1!6!(61)3a2(41−2a)1=26⋅5⋅4(2161)a2(41−2a)=60864a2(1−2a)=725a2(1−2a)=725(a2−2a3) (3)
p6 が最大になるときの a の値を求める。 p6=725(a2−2a3)を微分する。 dadp6=725(2a−6a2)=365(a−3a2)=365a(1−3a) dadp6=0 となるのは、a=0 または a=31 0≤a≤21 より、a=0 と a=31 は条件を満たす。 a=0の時、p6=0 a=31の時、p6=725((31)2−2(31)3)=725(91−272)=725(273−2)=725271=19445>0 したがって、a=31のとき、p6は最大となる。