10人の生徒を3人、3人、3人、1人の4つのグループに分けるとき、分け方は何通りあるか。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列最短経路
2025/8/11
## 問題11

1. 問題の内容

10人の生徒を3人、3人、3人、1人の4つのグループに分けるとき、分け方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

まず、10人から3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは10C3_{10}C_3で求められます。
次に、残りの7人から3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは7C3_7C_3で求められます。
さらに、残りの4人から3人を選ぶ組み合わせを計算します。これは4C3_4C_3で求められます。
最後に、残りの1人は自動的に最後のグループに入ります。これは1C1_1C_1で求められます。
ただし、3人組が3つあるので、同じ人数で構成されたグループの並び順は区別しません。
したがって、3つの3人組の並び順(3! = 6通り)で割る必要があります。
したがって、求める場合の数は次のようになります。
10C3×7C3×4C3×1C13!=10×9×83×2×1×7×6×53×2×1×4×3×23×2×1×16=120×35×4×16=20×35×4=2800\frac{_{10}C_3 \times _7C_3 \times _4C_3 \times _1C_1}{3!} = \frac{\frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} \times \frac{4 \times 3 \times 2}{3 \times 2 \times 1} \times 1}{6} = \frac{120 \times 35 \times 4 \times 1}{6} = 20 \times 35 \times 4 = 2800

3. 最終的な答え

2800通り
## 問題12

1. 問題の内容

右の図のような道路があるとき、AからBへ最短の道順で行く方法について、以下の問いに答える。
(1) すべての道順の総数
(2) Pを通る道順
(3) Qを通らない道順

2. 解き方の手順

(1) すべての道順の総数
AからBへ最短で行くには、右に5回、上に3回移動する必要があります。これは、計8回の移動のうち、右に5回移動する場所を選ぶ組み合わせ、または上に3回移動する場所を選ぶ組み合わせと同じです。
したがって、すべての場合の数は8C5=8C3=8×7×63×2×1=56_{8}C_5 = _{8}C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56通りです。
(2) Pを通る道順
AからPへ最短で行くには、右に2回、上に1回移動する必要があります。これは3C2=3_{3}C_2 = 3通りです。
PからBへ最短で行くには、右に3回、上に2回移動する必要があります。これは5C3=5C2=5×42×1=10_{5}C_3 = _{5}C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10通りです。
したがって、Pを通る道順は3×10=303 \times 10 = 30通りです。
(3) Qを通らない道順
まず、Qを通る道順を計算します。
AからQへ最短で行くには、右に3回、上に2回移動する必要があります。これは5C3=5C2=5×42×1=10_{5}C_3 = _{5}C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10通りです。
QからBへ最短で行くには、右に2回、上に1回移動する必要があります。これは3C2=3_{3}C_2 = 3通りです。
したがって、Qを通る道順は10×3=3010 \times 3 = 30通りです。
すべての道順の総数からQを通る道順を引けば、Qを通らない道順が求められます。
5630=2656 - 30 = 26通りです。

3. 最終的な答え

(1) 56通り
(2) 30通り
(3) 26通り

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