川の上流にP地点、下流にQ地点があり、P地点とQ地点の距離は175kmである。ある船がP地点からQ地点へ下るのに14時間かかった。帰りは静水時の速さを2倍にしたところ、Q地点からP地点へ上るのに10時間かかった。この船がP地点からQ地点へ下るときの、静水時の速さを求める。
2025/4/6
1. 問題の内容
川の上流にP地点、下流にQ地点があり、P地点とQ地点の距離は175kmである。ある船がP地点からQ地点へ下るのに14時間かかった。帰りは静水時の速さを2倍にしたところ、Q地点からP地点へ上るのに10時間かかった。この船がP地点からQ地点へ下るときの、静水時の速さを求める。
2. 解き方の手順
まず、下りの速さ(川の流れに沿って進む速さ)と上りの速さ(川の流れに逆らって進む速さ)を求める。
* 下りの速さ: (km/時)
* 上りの速さ: (km/時)
次に、静水時の速さを (km/時) 、川の流れの速さを (km/時) とする。下りの速さは静水時の速さに川の流れの速さを足したものであり、上りの速さは静水時の速さの2倍から川の流れの速さを引いたものであるから、以下の式が成り立つ。
これらの連立方程式を解く。二つの式を足すと、
したがって、 である。
3. 最終的な答え
10 km/時