正六角形の頂点に1から6の番号を付ける。3個のサイコロを同時に投げて、出た目の番号の頂点を結んでできる図形について、以下の確率を求めよ。 (1) 三角形である確率 (2) 線分である確率

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/8/11
## 問題5

1. 問題の内容

正六角形の頂点に1から6の番号を付ける。3個のサイコロを同時に投げて、出た目の番号の頂点を結んでできる図形について、以下の確率を求めよ。
(1) 三角形である確率
(2) 線分である確率

2. 解き方の手順

(1) 三角形となる確率
* 全事象は、3個のサイコロの目の組み合わせなので、63=2166^3 = 216 通り。
* 三角形となるのは、3つのサイコロの目が全て異なるとき。
* 3つの目が異なる組み合わせは、6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120 通り。
* よって、三角形となる確率は 120216=59\frac{120}{216} = \frac{5}{9}
(2) 線分となる確率
* 線分となるのは、3つのサイコロのうち、2つの目が同じで、残りの1つが異なる場合と、3つのサイコロの目がすべて同じ場合。
* 2つの目が同じで、残りの1つが異なる場合:
* 同じ目が1から6のどれかを選ぶので6通り。
* 残りの目の選び方は5通り。
* どのサイコロが違う目になるかの選び方が3通り。
* よって、6×5×3=906 \times 5 \times 3 = 90 通り。
* 3つの目がすべて同じ場合:
* 1から6の目がすべて同じなので6通り。
* 線分となる場合の合計は 90+6=9690+6 = 96 通り。
* よって、線分となる確率は 96216=49\frac{96}{216} = \frac{4}{9}

3. 最終的な答え

(1) 三角形である確率: 59\frac{5}{9}
(2) 線分である確率: 49\frac{4}{9}
## 問題6

1. 問題の内容

袋の中に白球が6個、黒球が4個入っている。この袋から同時に4個の球を取り出すとき、白球、黒球がそれぞれ少なくとも1個は含まれている確率を求めよ。

2. 解き方の手順

* 全事象は、10個の球から4個を取り出す組み合わせなので、10C4=10×9×8×74×3×2×1=210{}_{10}C_4 = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210 通り。
* 白球、黒球がそれぞれ少なくとも1個含まれるということは、すべて白球またはすべて黒球という事象の余事象を考える。
* すべて白球となるのは、6個の白球から4個を選ぶので、6C4=6×52×1=15{}_{6}C_4 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り。
* すべて黒球となるのは、4個の黒球から4個を選ぶので、4C4=1{}_{4}C_4 = 1 通り。
* よって、少なくとも1個は白球、黒球が含まれないのは、15+1=1615 + 1 = 16 通り。
* したがって、求める確率は 116210=21016210=194210=971051 - \frac{16}{210} = \frac{210 - 16}{210} = \frac{194}{210} = \frac{97}{105}

3. 最終的な答え

97105\frac{97}{105}
## 問題7

1. 問題の内容

袋Aには赤球3個、白球2個が入っており、袋Bには赤球4個、白球3個が入っている。袋Aから1個、袋Bから2個取り出すとき、以下の確率を求めよ。
(1) 3個とも同じ色である確率
(2) 白球が赤球より多い確率

2. 解き方の手順

(1) 3個とも同じ色である確率
* 3個とも赤の場合: 袋Aから赤球を取り出す確率は 35\frac{3}{5}。袋Bから赤球を2個取り出す確率は 4C27C2=621=27\frac{{}_4C_2}{{}_7C_2} = \frac{6}{21} = \frac{2}{7}。よって、確率は 35×27=635\frac{3}{5} \times \frac{2}{7} = \frac{6}{35}
* 3個とも白の場合: 袋Aから白球を取り出す確率は 25\frac{2}{5}。袋Bから白球を2個取り出す確率は 3C27C2=321=17\frac{{}_3C_2}{{}_7C_2} = \frac{3}{21} = \frac{1}{7}。よって、確率は 25×17=235\frac{2}{5} \times \frac{1}{7} = \frac{2}{35}
* 求める確率は 635+235=835\frac{6}{35} + \frac{2}{35} = \frac{8}{35}
(2) 白球が赤球より多い確率
* 袋Aから赤球を取り出す場合: 袋Bから白球を2個取り出す必要がある。確率は 35×17=335\frac{3}{5} \times \frac{1}{7} = \frac{3}{35}
* 袋Aから白球を取り出す場合: 袋Bから白球を1個以上取り出す必要がある。
* 袋Bから白球1個、赤球1個を取り出す確率は 3C1×4C17C2=3×421=1221=47\frac{{}_3C_1 \times {}_4C_1}{{}_7C_2} = \frac{3 \times 4}{21} = \frac{12}{21} = \frac{4}{7}
* 袋Bから白球を2個取り出す確率は 17\frac{1}{7}。(上記参照)
* よって、袋Aから白球を取り出す場合は 25×(47+17)=25×57=27=1035\frac{2}{5} \times (\frac{4}{7} + \frac{1}{7}) = \frac{2}{5} \times \frac{5}{7} = \frac{2}{7} = \frac{10}{35}
* 求める確率は 335+1035=1335\frac{3}{35} + \frac{10}{35} = \frac{13}{35}

3. 最終的な答え

(1) 3個とも同じ色である確率: 835\frac{8}{35}
(2) 白球が赤球より多い確率: 1335\frac{13}{35}

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