3次方程式 $x^3 - 3x^2 + 3 = k$ の解について考える問題です。$k=3$ のときの解や、関数 $f(x) = x^3 - 3x^2 + 3$ の増減、3つの異なる実数解を持つための $k$ の範囲などを求める必要があります。

代数学三次方程式解の個数微分極値増減
2025/8/11

1. 問題の内容

3次方程式 x33x2+3=kx^3 - 3x^2 + 3 = k の解について考える問題です。k=3k=3 のときの解や、関数 f(x)=x33x2+3f(x) = x^3 - 3x^2 + 3 の増減、3つの異なる実数解を持つための kk の範囲などを求める必要があります。

2. 解き方の手順

(ア, イ): k=3k=3 のとき、方程式は x33x2+3=3x^3 - 3x^2 + 3 = 3 となり、x33x2=0x^3 - 3x^2 = 0 すなわち x2(x3)=0x^2(x - 3) = 0 となります。よって、x=0x = 0 または x=3x = 3 です。ア < イ より、ア=0, イ=3。
(ウ, エ): f(x)=x33x2+3f(x) = x^3 - 3x^2 + 3 より、f(x)=3x26x=3x(x2)f'(x) = 3x^2 - 6x = 3x(x - 2)。よって、ウ=3, エ=6。
(オ, カ): f(x)=3x(x2)f'(x) = 3x(x - 2) より、f(x)=0f'(x) = 0 となるのは x=0x = 0x=2x = 2 のときです。増減表を考えると、x<0x < 0f(x)>0f'(x) > 0, 0<x<20 < x < 2f(x)<0f'(x) < 0, x>2x > 2f(x)>0f'(x) > 0 となるため、x=0x = 0 で極大値、 x=2x = 2 で極小値を取ります。よって、オ=0, カ=2。
(キ): 方程式 x33x2+3=kx^3 - 3x^2 + 3 = k の実数解は、y=f(x)=x33x2+3y = f(x) = x^3 - 3x^2 + 3 のグラフと y=ky = k のグラフの共有点の xx 座標です。よって、キは「曲線 y=f(x)y = f(x) と直線 y=ky = k の共有点の xx 座標」であり、解答群0が該当します。
(クケ, コ): x=0x = 0 で極大値 f(0)=3f(0) = 3x=2x = 2 で極小値 f(2)=233(22)+3=812+3=1f(2) = 2^3 - 3(2^2) + 3 = 8 - 12 + 3 = -1 をとります。y=f(x)y = f(x) のグラフと y=ky = k のグラフが異なる3つの共有点を持つのは、f(2)<k<f(0)f(2) < k < f(0) のとき、すなわち 1<k<3-1 < k < 3 のときです。 問題文のクケ < k < コ の形に合わせて答えを書き換えます。クケ = -1, コ = 3 となります。

3. 最終的な答え

ア: 0
イ: 3
ウ: 3
エ: 6
オ: 0
カ: 2
キ: 0
クケ: -1
コ: 3

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