(1) $a+b$と$ab$が共に自然数ならば、$a$と$b$も共に自然数であるか。 (2) $x \neq 2$ならば、$x^2+x-6 \neq 0$であるか。
2025/8/12
1. 問題の内容
(1) とが共に自然数ならば、とも共に自然数であるか。
(2) ならば、であるか。
2. 解き方の手順
(1)
とが自然数であるという条件から、とが自然数であるかどうかを考えます。
反例を考えてみます。例えば、,とすると、となり自然数です。
また、となり自然数ではありません。
, とすると、 で自然数であり、 で自然数ではない。
とが自然数となるようにとの値を設定してみます。
, とすると、とはの解となります。
より、。したがって、または、となり、はともに自然数です。
もし、とが自然数でない場合、とが共に自然数になることはありえるか。
反例:、とすると、で自然数、で自然数。
しかし、もも自然数ではありません。
したがって、とが共に自然数でも、とが共に自然数であるとは限りません。
(2)
ならば、であるかを考えます。
と因数分解できます。
となるのは、またはのときです。
のとき、であれば、となります。
つまり、であっても、となる場合が存在します。
例えば、のとき、ですが、となります。
したがって、ならば、であるとは限りません。
3. 最終的な答え
(1) 偽
(2) 偽