一の位の数の和が10で、十の位の数が同じ $a$ であるような2つの2桁の数について、その積の下2桁は一の位の数同士の積であり、百の位以上の数は $a(a+1)$ となることを証明する。

代数学整数の性質計算証明
2025/8/13

1. 問題の内容

一の位の数の和が10で、十の位の数が同じ aa であるような2つの2桁の数について、その積の下2桁は一の位の数同士の積であり、百の位以上の数は a(a+1)a(a+1) となることを証明する。

2. 解き方の手順

2つの2桁の数を 10a+b10a + b10a+(10b)10a + (10-b) と表す。ここで、 aa は十の位の数、bb は一方の数の一の位の数である。もう一方の数の一の位の数は 10b10-b となる。これらの数の積を計算する。
(10a+b)(10a+(10b))(10a + b)(10a + (10-b))
=100a2+10a(10b)+10ab+b(10b)= 100a^2 + 10a(10-b) + 10ab + b(10-b)
=100a2+100a10ab+10ab+10bb2= 100a^2 + 100a - 10ab + 10ab + 10b - b^2
=100a2+100a+10bb2= 100a^2 + 100a + 10b - b^2
=100a(a+1)+b(10b)= 100a(a+1) + b(10-b)
この式をみると、100a(a+1)100a(a+1)a(a+1)×100a(a+1) \times 100 を表しており、これは百の位以上の数が a(a+1)a(a+1) であることを意味する。また、b(10b)b(10-b) は一の位同士の積を表しており、これが下2桁になる。したがって、題意は証明された。

3. 最終的な答え

2つの条件を満たす2桁の数の積は、a(a+1)a(a+1) を百の位以上の数とし、b(10b)b(10-b) を下2桁とすることで表せる。
したがって証明完了。

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