問題4:2次方程式 $x^2 + mx - m + 3 = 0$ が異なる2つの虚数解を持つとき、$m$ のとりうる値の範囲を求めます。 問題5:2次方程式 $x^2 + x + 4 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\alpha + \beta$, $\alpha \beta$, $\alpha^2 + \beta^2$ の値を求めます。

代数学二次方程式判別式解と係数の関係虚数解
2025/8/13

1. 問題の内容

問題4:2次方程式 x2+mxm+3=0x^2 + mx - m + 3 = 0 が異なる2つの虚数解を持つとき、mm のとりうる値の範囲を求めます。
問題5:2次方程式 x2+x+4=0x^2 + x + 4 = 0 の2つの解を α,β\alpha, \beta とするとき、α+β\alpha + \beta, αβ\alpha \beta, α2+β2\alpha^2 + \beta^2 の値を求めます。

2. 解き方の手順

問題4:
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 が異なる2つの虚数解を持つための条件は、判別式 D=b24ac<0D = b^2 - 4ac < 0 であることです。
この問題では、a=1a = 1, b=mb = m, c=m+3c = -m + 3 なので、判別式は
D=m24(1)(m+3)=m2+4m12D = m^2 - 4(1)(-m + 3) = m^2 + 4m - 12
異なる2つの虚数解を持つためには、D<0D < 0 でなければなりません。
m2+4m12<0m^2 + 4m - 12 < 0
(m+6)(m2)<0(m + 6)(m - 2) < 0
したがって、6<m<2-6 < m < 2 となります。
問題5:
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解 α,β\alpha, \beta について、解と係数の関係より
α+β=ba\alpha + \beta = -\frac{b}{a}
αβ=ca\alpha \beta = \frac{c}{a}
この問題では、a=1a = 1, b=1b = 1, c=4c = 4 なので、
α+β=11=1\alpha + \beta = -\frac{1}{1} = -1
αβ=41=4\alpha \beta = \frac{4}{1} = 4
また、α2+β2=(α+β)22αβ\alpha^2 + \beta^2 = (\alpha + \beta)^2 - 2\alpha \beta なので、
α2+β2=(1)22(4)=18=7\alpha^2 + \beta^2 = (-1)^2 - 2(4) = 1 - 8 = -7

3. 最終的な答え

問題4:6<m<2-6 < m < 2
問題5:α+β=1\alpha + \beta = -1, αβ=4\alpha \beta = 4, α2+β2=7\alpha^2 + \beta^2 = -7

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